都会向けTCG 地方向けTCG
2013年11月20日 ゲーム論ここのところ中古、リサイクルショップでTCGが売られているのをよく見かけるようになったが、お目当てであるMTGが売られている割合は残念ながらそれほど高くない。こうした専門性の低い店舗が取り扱う常連は遊戯王、ヴァンガード、デュエルマスターズといった低年齢向けの作品だ。そしてこれはそのままその地域におけるゲームの流行の度合いでもある。統計が無いので印象論になってしまうが、どうも田舎では大人向けのTGCは敬遠される傾向があるらしい。
TCG選びを左右する要素をひとつ挙げるとすれば、それはプレイヤーの近くにコミュニティが存在するかどうかである。TCGは対人ゲームなので継続的に遊び続けるためには自分の他に最低1人別のプレイヤーが存在しなければならない。ある地域にTCGプレイヤーが2人いて、しかしそれぞれが別のTCGを購入していたとするならその地域のTCG人口は事実上0である。対戦相手の確保出来るか否かがその地域でのTCGの隆盛を左右するのだ。
TCGのコミュニティと言えば真っ先に思いつくのは店舗のデュエルスペースだが、都会と地方ではその数には大きな隔たりがある。山手線の沿線では駅から歩いて行ける所にデュエルスペースを伴った店が4件5件とあることが珍しくないが、地方ではそれと同数の店舗があるのが関の山だ。当然それらは県内に平均的に散らばっているわけも無く、結果完全な空白地帯が幾つも産まれる。するとプレイヤーの分布も店舗の立地に倣い、全体としては「あまり流行っていない」という印象を受けてしまう。
しかしこれが子供向けTCGとなると少々事情が変わる。なぜなら彼らだけが使えるデュエルスペース、つまり学校が、どんな田舎にも存在し得るからだ。
友達がカードゲームを遊んでいる姿はこの世界の入り口として最もポピュラーなものである。クラスの中数名でもTCGに手を出せば、おそらくそこから連鎖的にプレイヤーが増えて一定の人口を構成するだろう。そのためどこのリサイクルショップも、まずは遊戯王ポケモンから取り扱いを始めることになる。
この問題は都会と地方の人口差に直結する問題なので、この部分を個人や企業の努力で対処するのは非常に難しいだろう。無理に田舎にデュエルスペースを用意しても早晩破綻するのは目に見えている。むしろMOのような、地域による格差が影響しない部分でのプロモーションこそが実を結びやすいはずだ。
TCG選びを左右する要素をひとつ挙げるとすれば、それはプレイヤーの近くにコミュニティが存在するかどうかである。TCGは対人ゲームなので継続的に遊び続けるためには自分の他に最低1人別のプレイヤーが存在しなければならない。ある地域にTCGプレイヤーが2人いて、しかしそれぞれが別のTCGを購入していたとするならその地域のTCG人口は事実上0である。対戦相手の確保出来るか否かがその地域でのTCGの隆盛を左右するのだ。
TCGのコミュニティと言えば真っ先に思いつくのは店舗のデュエルスペースだが、都会と地方ではその数には大きな隔たりがある。山手線の沿線では駅から歩いて行ける所にデュエルスペースを伴った店が4件5件とあることが珍しくないが、地方ではそれと同数の店舗があるのが関の山だ。当然それらは県内に平均的に散らばっているわけも無く、結果完全な空白地帯が幾つも産まれる。するとプレイヤーの分布も店舗の立地に倣い、全体としては「あまり流行っていない」という印象を受けてしまう。
しかしこれが子供向けTCGとなると少々事情が変わる。なぜなら彼らだけが使えるデュエルスペース、つまり学校が、どんな田舎にも存在し得るからだ。
友達がカードゲームを遊んでいる姿はこの世界の入り口として最もポピュラーなものである。クラスの中数名でもTCGに手を出せば、おそらくそこから連鎖的にプレイヤーが増えて一定の人口を構成するだろう。そのためどこのリサイクルショップも、まずは遊戯王ポケモンから取り扱いを始めることになる。
この問題は都会と地方の人口差に直結する問題なので、この部分を個人や企業の努力で対処するのは非常に難しいだろう。無理に田舎にデュエルスペースを用意しても早晩破綻するのは目に見えている。むしろMOのような、地域による格差が影響しない部分でのプロモーションこそが実を結びやすいはずだ。
コメント