2016年4月7日23時04分
バドミントン日本男子の桃田賢斗選手のリオ五輪出場が絶望的になったことについて、香川県で暮らす父親の信弘さん(51)は「ペナルティーは真摯(しんし)に受け止めるしかないと思う。やってはいけないことをやった。仕方がないとしか言いようがない」と話した。
桃田選手は中学1年で親元を離れて福島県富岡町に移り、中高を通じてバドミントンの選手育成に取り組む県立富岡高校に進んだ。福島を「第二の故郷」と呼び、東日本大震災で被災した町の行く末を気にかけていた。
富岡高校で指導した大堀均監督(47)は「すごく期待をしていただけに、とても残念」と声を振り絞った。「とても純粋にバドミントンが好きで、快活な男だった」。今月3日、大会での優勝にLINE(ライン)で「おめでとう」とメッセージを送ったばかり。「今は、かける言葉が見つからない」
一方、埼玉県内の中学校で田児賢一選手を指導した男性は「朝のニュースで知り、まさかと思った」と話した。昨年夏には後輩の指導に母校を訪れ「もっと上を見てやらなきゃだめだ」と励ましていたという。「後輩にとって目標の先輩。バドミントンの選手が賭博行為に手を染めるなど夢にも思わなかったし、ショックだ」と声を落とした。
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