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Windows 10が登場して約7カ月。現在は、Windows 10 Mobileというスマートフォン版も登場し、いくつかのスマートフォンメーカーから搭載機種が発売されている。
ここで、企業でのWindowsの利用について少し振り返ってみよう。Windows XPが出るまでは、Windows 2000というWindows NTベースの法人向けOSが主流だった。2001年にWindows XPがインターフェースを刷新して登場し、それが長期間に渡って多くの企業で活用されてきた。その間、多くのアプリケーション、システムがWindows XPベースで作られてきたが、その後のWindows Vistaが馴染まない企業が多く、結果的にそのままWindows XPを利用し続けるに至った企業は多い。
Vistaの次にリリースされたWindows 7は、安定したOSではあったが、Windows XPから乗り換える大きな理由は見当たらず、やはりそのまま放置してしまっていた企業は多かった。
2012年になって、思い切ったユーザーインターフェース変更が行なわれたWindows 8が登場し、かなりの注目を集めたが、筆者は、同年に発表されたMicrosoft製のハードウェアであるSurface RTが市場を混乱させたと見ている。
写真は、筆者が2012年に家電量販店でSurface RTを買った際に、外箱に添付してあったものだ。読んでいただくと分かるとおり、本来は店員が購入者に説明すべきものが、説明されずに外箱に添付したままになっていた。
Surface RTのOSであるWindows RTは、ここに書いてあるようにソフトウェアのインストールができないのだ。Windowsは過去にも企業で使うバージョンや、家庭で使うバージョンなどが存在したが、ソフトウェアのインストールができないバージョンはこれが初めてであった。そのため、企業のシステム担当も、どれを購入すべきなのか混乱していた。
その後に出されたSurface Proの場合は、「Pro」がついているために、これはこれでプロフェッショナル使用を目的としたものと思われてしまい、某企業のシステム担当から「営業担当や管理部門などが使うべき端末なのかどうかが分かりづらかった」と聞いたことがある。たしかに、これはややこしい。
また、SurfaceだけでなくWindows 8自体も市場を混乱させた。ユーザーインターフェースがWindows 7までとは大きく違い、タッチパネル前提の画面になったわけだが、市場には従来通りキーボードから操作をする端末も存在し、結果的にWindows 8も8.1も導入が進んだとは言えない。
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