※AppleWatchを買う前の話です。
己を知れ。
数年前から、ライフログに非常に興味を持っている。例えば、どこかに行けばSwarmでチェックインしたり、Twitterに「◯◯なう」的なことを書き込んだりしている。
そして、2年前に体調を著しく崩してからは、活動量計とワイヤレス体重計も導入した。何故かと言うと、その時に処方された薬に太りやすいという副作用があったからだ。実際に、その時期は結構急激に体重が増えて76kgとかになった。これは良くないと思って、まずは自分の体のことを知ろうとしたのだ。
まず最初にはJawboneのUP MOVEを買った。だが、これはiPhoneとの連携に何故か不具合があって、しかも視認性も悪かったのでやめた。で、結局使い始めたのがFitbitのZip(以下Zip)という機種だ。
※下記エントリ参照
【日本正規代理店品】Fitbit Zip Charcoal ダークグレー FB301C-JP
- 出版社/メーカー: Fitbit
- 発売日: 2013/03/15
- メディア: エレクトロニクス
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Zipはかなりコンパクトな活動量計で、簡素だが液晶ディスプレイも付いている。ボタンらしいボランはなく、すべての操作をタップで行う。まあわりと直感的でいい感じだった。
だが、つい最近壊れた。内部のメカが壊れたのではなくて、クリップ部分が壊れたので、クリップを買い換えれば良かったのだが、Amazonギフト券も余ってたし、どうせならもう一つ上の機種を使ってみたいと思ったので、今回はFitbit One(以下One)を購入した次第だ。
【日本正規代理店品】Fitbit One Black ブラック FB103BK-JP
- 出版社/メーカー: Fitbit
- 発売日: 2013/03/15
- メディア: エレクトロニクス
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思ったよりコンパクト。
実は全く買う予定がなかったので、Oneは実物を見たことがなかった。なので、正直カロリズムみたいな大きさなのかと思っていたら、ずっと小さくて驚いた。
殆どクリップに入ったままの状態になるのでそんなに拝まないのだが、わりと質感も高い。いい感じ。
同梱品は、クリップ、USB充電ケーブル、PC同期用のドングル、そして睡眠記録時に腕に巻くバンド。このバンドはあまりにもかっこ悪いので使っていない。
手に持った感じはこう。写真だと見えないけどボタンが一つだけ付いていて、それで各種項目(時間、アラーム、歩数、登った階数、移動した距離、消費カロリー、謎の花)を切り替えることが出来る。
接続も簡単。
同じFitbitシリーズなので、アプリとの連携も超簡単。 まず、AppStoreからFitbitのアプリをダウンロードする。
Fitbitアカウントを作成し、「デバイスを設定」をタップ。ひょっとしたら、最初はデバイスを設定するところまでひとくくりだったかもしれないけど覚えていない…
Fitbitのデバイスがズラーっと出てくるので、自分の持っている物を選ぶ。あとは、画面の指示にしたがって行けばあっという間に設定は終わる。起動時に呼びかける名前なんかを決めたり、朝のアラームの設定が出来る。
メイン画面はこんな感じ。フィットネストラッカーとしてだけではなく、実はカロリーカウンターとしても結構優秀で、わりと沢山の食べ物が登録されている。
OneにあってZipにない機能。
今回買い換えたことで、以前使っていたZipには無い機能が増えた。それが、睡眠記録とサイレントアラームだ。
睡眠記録は、いままでiPhoneのアプリである「SleepMeister」を使用していた。
※あまりにも素晴らしいので有料の方を購入しようとしたが、開発者に問い合わせた所「実は無料版で広告が表示されていたほうが儲かる」と聞いたので、あえて無料版を使っていた。
Oneの睡眠記録は専用のバンドに取り付けて、それを手首に巻いて、Oneのボタンを長押しして睡眠モードにして行うのだが、あまりにダサい上におそらく夏は蒸れる。こりゃ困ったとか思っていたら、ネットで「袖につければOK」的なことが書いてあったので試しにやってみた。その結果が以下のスクショである。
※40代会社員男性の萌え袖。
なかなかひどい数字だ。
目標時間は6時間に設定しているので、目標を達成できた日はスターが付くらしい。この全体画面でもまあわかるといえばわかるが、当然詳細画面も見ることが出来る。
入眠までの時間、覚醒回数、寝返りの回数、通算で覚醒していた時間を見ることが出来る。「SleepMeister」よりもやや情報量は多い。ただ、睡眠の質の評価はない。あくまで目標を達成したか否かだけが判定される。
サイレントアラームに関しては、設定した時刻に鳴るだけなので、例えば睡眠が浅い時間帯を狙って起こしてくれるわけではない。だが、いままでそれを謳うデバイスで起床して爽やかだった試しがない。個人差はあるんだろうけど、自分は普通のアラームでいいと思っている。音が鳴らず振動で起こすので、妻や娘を起こしてしまうこともない。確実に起きるのかと言われればまだサンプル数が足りないのだが、今のところ問題はない。
それと、iPhoneのように「登った階数」も測定できるようになった。6軸センサーでも付いているんだろうか? iPhoneよりも正確だったりするので、この数値はこっちの物を使うことにした。
ひとつ上のフィットネストラッカー。
さすがにエントリーモデルのZipとは違って、活動量計に必要な機能、求められている機能が入っているといった印象だ。
特に、睡眠記録は思ったより細かい記録をとってくれるので満足だ。実のところこれにはそんなに期待していなかったのだが、案外使える。ただ、起きた時に睡眠モードを解除するのを忘れないようにしたい。この辺はアプリの頃からスキーム化しているので、そう簡単には忘れないと思う。
とにかく、ライフログのキモは自動でどんどんデータを取って蓄積していってくれることだ。そういう意味では、そんなに存在を主張しないZipやOneのような活動量計はなかなかいい。
そんなこんなで、FitbitOneをカッとなって買ったレビューでした。