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最終更新:2016年4月7日(木) 17時56分

「TPP資料が黒塗り」野党追及、石原大臣「非公開が原則」

 国会では、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の国会承認をめぐる本格的な審議が始まりました。

 「まっくろくろすけですよ。パネルにすると分かるんですが、まさに、のり弁当みたいになってますね」(民進党 玉木雄一郎衆院議員)

 民進党の玉木議員は、政府が開示したTPPの交渉過程に関する45枚の資料が全て黒塗りばかりだったと批判して、情報公開を求めたのに対し、石原TPP担当大臣は、「交渉過程は原則的に非公開が外交交渉の原則であることもご理解いただきたい」と述べ、応じませんでした。

 さらに玉木議員は、自民党のTPP対策委員長を務めた特別委員会の西川委員長が来月出版する予定の本の原稿を入手したとし、その中には交渉過程に関する記述が含まれており、守秘義務違反ではないかなどと追及しましたが、西川氏は、「委員長は答弁する立場ではない」と繰り返し、審議は紛糾しました。(07日16:26)

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