2013年06月03日

主力科目〜何から手をつけるのか?〜

公務員試験で合格の鍵を握る科目がある。
教養では数的推理判断推理
専門では民法ミクロ経済マクロ経済である。

この科目達は範囲が広く完成するために時間がかかって大変だが、配点が高いため捨て科目にはできない。よって、これらの完成度が合否に直結するのである。よって、最初に勉強しなければならない。

では、私がやった勉強法を紹介します。

数的推理、判断推理
 1『天下無敵』シリーズを解く。やさしめの問題なのサクサクできる。
 2『畑中敦子』シリーズを解く。結構難しい。問題を覚えるくらいやり込む。
⇒1、2を繰り返す
間違った問題はチェックしておいて、次回はその問題を復習してから新しい問題に取り掛かるようにしましょう。ポイントは、代表的な問題を覚えてしまうということです。
実際の試験も参考書とほとんど変わりません。数字だけ変わってるようなものです。なので、『畑中敦子』シリーズで出てくる代表的な問題を問題文ごと覚える勢いでやりこみましょう。「この問題だったらこのパターンで解く」というストックを増やしてください。そのストックの数が多い人が合格する人です。数学が破滅的な私が数的で点を取れていたのは、暗記科目と割り切っていたからだと思います。



民法
 1『民法のまるごと講義生中継』シリーズを読み、問題編も解く。この分かり易さは異常。神本。
 2『スー過去』を解く。これは全部やってられないくらいの量だから、力試し程度に掻い摘んでやる。
スー過去は時間がないならやらなくてもいいかも。)
⇒1、2を繰り返す

民法の範囲は果てしないので、『民法のまるごと講義生中継』シリーズの4冊をマスターすればOKです。これ以上やっても効率が上がりません。割り切ってください。深入りしないでください。
あ、ちなみに『スー過去』というのは、『新スーパー過去問ゼミ』のことです。

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ3 民法1一総則・物権・担保物権 (公務員試験新スーパー過去問ゼミ3)





経済系
 1『らくらく マクロ(ミクロ)経済学入門』をザーッとやる。
 2『試験攻略 新・経済学入門塾 計算マスター編』を解く。
 3『スー過去』を解く。

⇒1、2、3を繰り返す

経済系はできるだけ多くの問題に触れることが必要だと思います。スー過去もできるだけ回すことが重要です。勉強法としては数的と同じように、問題文ごと覚える感じで取り組むべきです。なんでこの式になるかなんて考えてる暇があったら、「この問題だったらこのパターンで解く」というストックを増やしてください。復習も忘れずに!!

とりあえず、主力科目を得点源にする!!そうすれば一気に合格まっしぐらです。


posted by 飛車 at 21:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

専門科目について

続いて、専門科目です。まず、自分が選んだ専門科目と使った参考書を載せておきます。

〜法律系〜
<憲法〇>

国家試験受験のための よくわかる憲法



<行政法〇>

行政法のまるごと講義生中継 第6版 (公務員試験 まるごと講義生中継シリーズ)



<民法>

郷原豊茂の民法まるごと講義生中継〈1〉総則・物権編 第6版 (公務員試験 まるごと講義生中継シリーズ)


郷原豊茂の民法まるごと講義生中継〈2〉債権編 第5版 (公務員試験 まるごと講義生中継シリーズ)



郷原豊茂の民法過去問まるごと講義生中継〈1〉総則・物権編 第3版 (公務員試験 まるごと講義生中継シリーズ)


郷原豊茂の民法過去問まるごと講義生中継〈2〉債権・親族相続編 第3版 (公務員試験 まるごと講義生中継シリーズ)



<刑法>

郷原豊茂の刑法まるごと講義生中継 〈第3版〉 (公務員試験 まるごと講義生中継シリーズ)



〜経済系〜
<ミクロ経済学〇>

試験対応 らくらくミクロ経済学入門 改訂版 (QP books)



<マクロ経済学〇>

試験対応 らくらくマクロ経済学入門 改訂版 (QP books)


試験攻略 新・経済学入門塾〈6〉計算マスター編



<財政学・経済事情〇>
⇒「スー過去」のみ
〜行政系〜
<政治学〇>

公務員試験 行政5科目まるごとパスワード neo


公務員試験 行政5科目まるごとインストール neo



<行政学〇>⇒政治学と一緒
<社会学〇>⇒政治学と一緒
<国際関係>

上・中級公務員試験 20日間で学ぶ 国際関係の基礎 (「20日間で学ぶ」シリーズ)




〜裏科目〜
<時事>

公務員試験 速攻の時事 平成25年度試験完全対応


公務員試験 速攻の時事 実戦トレーニング編 平成25年度試験完全対応




が主に挙げられますね。裏科目の時事は、とても重要です。教養でも出ますし、専門でも出ます。さらに最新の政策や社会の状態も知ることができるので、論文にも通じます。時事は時間対効果が最高に良いです。実際の試験で5〜6点分出ます。
『速攻の時事』2月に最新版が発売されるので、試験本番までに5周くらいしましょう。本当に大切です!!

他にも心理学、教育学などがありますがこれらは使える参考書が少なすぎるし、併願先も限られるので避けるのが常套。

専門科目がある公務員試験を受ける場合、ほとんど捨て科目を作ることができません。
範囲が広い民法を捨てたい、計算問題が意味不明な経済系を捨てたい、と誰しも思うでしょう。
でも、捨てたら落ちると思ってください。確かに最初は大変ですが、ものにしたら強い味方になってくれます。いい参考書もあります。あきらめないで取り組みましょう。

それに加えて専門科目は教養科目よりも配点比率が高い。失敗は許されないのです。
教養の目標は7割(実際は6割でも合格できます)です。
しかし、専門は7〜8割取りたいんです。
したがって、知識の海である教養の1点に深入りするのではなく、専門を極めることに重点を置くことが大切です。

勉強法としては、基本的に『公務員試験 新スーパー過去問ゼミ』=『スー過去』を繰り返し解くことです(私の場合、上述した科目の横に〇が付いているものはこの『スー過去』をやり込みました。)。

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ3 政治学 (公務員試験新スーパー過去問ゼミ3)



5つの選択肢の文章それぞれのどこが間違っているのか合っていればどのような文だったのかを意識してください。そして、解説を読んでも分からない部分は基本書を読むというスタンスで進めます。

わたしは『スー過去』も『ダイレクトナビ』と同じようになるよう、1周目はオレンジペンで正文化し、2周目以降は問題を赤シートで隠し、分からなかったらすぐ正文を読むというものを繰り返して知識を定着させました。大体3周くらいはしました。
posted by 飛車 at 19:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

教養科目について

教養科目についてざーっと説明しましょう。まず、自分が使った参考書も載せます。

<文章理解>

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ2 文章理解・資料解釈[改訂版] (公務員試験新スーパー過去問ゼミ2)



 <判断推理>
 

畑中敦子の判断推理 ザ・ベスト 改訂版




<数的推理> 

畑中敦子の数的推理 ザ・ベスト 改訂版



<資料解釈> 

畑中敦子の資料解釈 ザ・ベスト 改訂版





<政治・経済>


<世界史>


<日本史>

<地理>

<文学・芸術・思想>

<数学>


<物理>



<化学>


<生物>

<地学>



一般知識で主力となる参考書は、『過去問ダイレクトナビ』でしょう。受験科目はすべてやり込んでおいた方がいいです。
教科書として用いるのが上述した参考書です。

上・中級公務員試験 過去問ダイレクトナビ 生物・地学 2014年度




全ての教科を完璧にやるのは時間的に無理です。したがって、当然捨て科目が出てきます。
私の場合は、世界史・数学・物理・化学ですね。バリバリの文系(センターは日本史受験だったので世界史はさっぱりだった)でしたから。
公務員試験っていうのは、科目数が多いくせに実際試験に出るのは2〜3問だけなんです。ふざけてますよね。

しかも、はずれ年みたいな時があって、自分が得意だった科目でも分けわからない問題がでたりするんです。なので、できる限り捨て科目を作らない努力をすべきです。

ちなみに、私は東京消防庁を受けたんですが、ここの教養試験は理系科目の割合が以上に高く、完全に捨てたら確実に落ちるので、捨て科目と決めていた理系科目も勉強する必要がありました。
まぁ、上手く併願を考えないとこういうことが起こるので、自分が受ける試験の試験科目と出題数のチェックはしっかりしましょうね。笑

このような状況に陥った場合の対処法は、過去問を見て頻出のところだけ重点的に勉強することです。集中砲火。どの分野が近年出題されているかがわかる参考書も売られていますし、実際3〜4年分くらいみると、出題傾向が見えてきます。捨て科目を作るのではなく、捨て範囲を作るべし。

その甲斐あってか(といっても理系科目は1、2週間しか勉強できませんでしたが)、東京消防庁も受かりましたし、他の試験でも点を拾えた問題がありました。

あと、これも読んでいた方がいいかも知れません。

公務員試験マル秘裏ワザ大全【国家総合職・一般職/地方上級・中級用】2014年度版



問題文の作り方、間違っている文の言い回しが段々と分かってきます。これは、文章理解でも一般知識でも専門科目でも、選択肢を選ぶ形式の問題ならすべて有効です。
過去問に取り組む前に読んで、それを意識しながら問題に取り組み、忘れた頃にもう一回、直前期にもう一回読んでください。本番で悩んだときに正解を選べるようになります。
posted by 飛車 at 18:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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