2013年06月04日

教養論文対策

すべての公務員試験に付いて回るのが教養論文です。
私は独学なので、模試以外で自分が書いた論文の添削を受けていませんでした
というか、考えてみてください。

公務員試験はただでさえ科目数が多い⇒ 時間がない⇒ 何個もある論題を自分で一から考えて、実際の採点者でもないどっかの専門学校の講師に添削してもらって、それを直して…っていう繰り返しをやっていたらいくら時間があっても足りない。⇒勉強できずに教養試験で足切り。みたいな。そんなの嫌ですね。

だから、「論文対策なんてしなくてよくね?時間の無駄。俺、ポテンシャル高いし。」と思ってる人が現れます。でもこれはアホ。対策せずにぶっつけ本番で「現代の少子化問題についてその背景と問題点を述べ、その対策を考えなさい」って論題にスラスラ書ける人は、ほとんどいないでしょう。

加えて、地方上級や警察、消防なんかは論文の配点が異常に高い。教養試験で7割以上取れてたのに論文でこけて落ちる人も数多くいます。まぁ、どっちにしろ対策は必要って話です。

大切なのは勉強の仕方です。
教養論文対策として自分が参考書として使っていたのは…

1週間で書ける!! 公務員合格作文 第6版


地方上級・国家一般職[大卒]・市役所上・中級 論文試験 頻出テーマのまとめ方 2014年度




です。論文っていうのは合格者のなかに入れるレベルのものが書けてればいいんです。「おぉぉ!!」となるような画期的な政策なんか要りません。普通のレベルでいい。そのレベルに持っていけるのが上の参考書です。

まず、『1週間で書ける!公務員合格作文』で基礎を固めてください。
自分で書かなくていいので、解答例を読みこんでください。覚えるくらい読み込めば、ある程度のラインに到達できるでしょう。

そのあと、『論文試験頻出テーマのまとめ方』を読んでみてください。『論文試験頻出テーマのまとめ方』は様々な切り口からの意見を知ることができます。ある政策に関して肯定的な意見も否定的な意見も紹介されているのです。そういったことを踏まえて書いた論文は、やはり深みが増します

私は、『1週間で書ける!公務員合格作文』を主力に置き、各テーマについて『論文試験頻出テーマのまとめ方』から深い知識を、『速攻の時事』からは最新の政策を得ました。

具体的には、『1週間で書ける!公務員合格作文』の解答例に書き込んでいました。
書き込んだのは、
@『論文試験頻出テーマのまとめ方』で自分がこの考え方は入れたほうがいいかも!!と思ったもの
A『速攻の時事』からは最新の政策(例えば、国家公務員の論文試験なら、論文のなかに「現在国家では〇〇〇という政策を行っている」ということが一言でも入れば、ちゃんと勉強してくれてるな、という印象を採点者に与えることができる)
ですね。

まぁ論文を書くために必要なのは、
@背景⇒ A問題点⇒ 問題点に合ったB解決策です。
この三つを意識して解答例を読み込んでください。
問題点に合った解決策というのは、例えば、
問題点を3つ挙げたとします。そしたら解決策もそれに対応させて3つ挙げなければなりません。ということです。

もし、実際の試験で3つ目の解決策を書いているうちに、新しい解決策が思い浮かんでも書いてはいけません。論理的な文章がかけていないという判断が下されます。だから最初の構成が大事なんだよっていう話になります。


あと、警察とか消防の論文だとちょっと論題が違いますよね。
「コミュニケーション能力について述べ、それが職場においてどう生かされるのか書きなさい」みたいな。
対策としては、消防だったら消防、警察だったら警察に必要な能力をあらかじめ整理しておくのです。

例えば消防だったら…
1、コミュニケーション能力⇒消防は隊ごとに活動する。互いの意思疎通が取れなければ指揮が乱れ、結果として隊としての活動ができなくなる。
2、体力・精神力⇒現場は厳しい。体力的にはもちろん、悲惨な現場では精神的にもつらい。それに耐えるために普段から体力錬成に励まなければならないのだ。また、現場で死んではならない。継続して数多くの命を救うことが求められているからだ。
3、法令遵守⇒公務員は住民からの信頼で成り立っている。住民からの税金で給料を貰っている。法律を守れと言っている側が法令違反をしているようなことはあってはならない。

などなど、項目を用意しておく。

どんなテーマが来たとしてもこれらに少なからず関係しているし、また、関係するように流れを持っていけばいいのです。消防・警察に必要な能力(なぜその能力が必要かも踏まえて)が分かっているのか、それをこの受験者は分かっているのかを論文で見ています。

そして、実際の論文すべてに共通して言えるのが、字をきれいに書いて欲しいということです。
採点者も人間です。
汚い字でちょっと良いことが書かれているのと、綺麗な字でふつうのことが書かれているのとでは、当然後者が合格します。汚い字なんて読む気も起きないのが現実ですから。急いでいてもできるだけ丁寧に書きましょう!!
posted by 飛車 at 13:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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