セブン&アイ 会長退任表明で新体制の確立急ぐ
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流通大手「セブン&アイ・ホールディングス」の鈴木敏文会長は経営内部の対立などから、7日、退任の意向を明らかにしました。長年、グループを率いてきた経営トップの突然の退任表明を受けて、セブン&アイは新しい経営体制の確立を急ぐことになります。
セブン&アイの鈴木敏文会長兼最高経営責任者は7日記者会見をして、来月下旬に予定されている株主総会までに会長兼最高経営責任者を退任し引退する意向を表明しました。理由について、鈴木会長は子会社のセブンーイレブン・ジャパンの社長を退任させるというみずから進めた人事案が取締役会で否決されるなど、経営内部の対立があったことを明らかにしました。
鈴木会長は記者会見で、「日本のコンビニは自分が総反対されながら作ってきた」と述べ、アメリカから導入したコンビニを日本に定着させた実績を振り返りました。一方で、退任については「私自身の不徳の致すところで、こんなことを説明しなくてはならないのはざんきに堪えない」と述べたうえで、後継者を自分が決める考えはないことを明らかにしました。
「セブン&アイ」は、7日発表したことし2月期の決算で、グループ全体では過去最高の営業利益を上げましたが、初めて、営業赤字に転落した傘下の総合スーパー「イトーヨーカ堂」をはじめ、デパートや通販事業などの立て直しが課題になっています。長年、グループを率いてきた鈴木会長の突然の引退表明を受けて、「セブン&アイ」は経営内部の混乱の収拾とともに、新しい経営体制の確立を急ぐことになります。
鈴木会長は記者会見で、「日本のコンビニは自分が総反対されながら作ってきた」と述べ、アメリカから導入したコンビニを日本に定着させた実績を振り返りました。一方で、退任については「私自身の不徳の致すところで、こんなことを説明しなくてはならないのはざんきに堪えない」と述べたうえで、後継者を自分が決める考えはないことを明らかにしました。
「セブン&アイ」は、7日発表したことし2月期の決算で、グループ全体では過去最高の営業利益を上げましたが、初めて、営業赤字に転落した傘下の総合スーパー「イトーヨーカ堂」をはじめ、デパートや通販事業などの立て直しが課題になっています。長年、グループを率いてきた鈴木会長の突然の引退表明を受けて、「セブン&アイ」は経営内部の混乱の収拾とともに、新しい経営体制の確立を急ぐことになります。