モスクワ=岡村夏樹
2016年4月5日01時17分
自民党の稲田朋美政調会長は4日、訪問先のモスクワで、ロシア上院国際問題委員会のクリモフ副委員長らと会談した。
稲田氏は「日ロ関係を前に進めていく上でハイレベルの対話を維持することは非常に有意義だ」と述べ、年内にプーチン大統領が訪日し、安倍晋三首相との首脳会談の実現に期待を寄せた。クリモフ氏は「今後行われるであろう首脳レベルのコンタクトに大きな関心を持っている」と応じた。
クリモフ氏はまた、5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)について、「ロシアと西側諸国との関係が大きな議題になる」と言及し、議長国の日本の対応に期待を示した。
稲田氏は会談後、モスクワ国際関係大学で講演した。日ロ関係について「第2次世界大戦後70年以上が経過しているが、いまだに平和条約が締結されていないのは異常だ」と述べ、北方領土問題の早期解決を訴えた。(モスクワ=岡村夏樹)
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