韓国のショートトラック選手20人、違法賭博に関与の疑い

韓国代表選手も
警察、すでに4-5人を聴取

 韓国代表を含むショートトラック選手約20人が、合宿中にインターネット上で違法な賭博をしていた疑いが浮上し、警察の捜査を受けていることが分かった。

 京畿道北部警察庁サイバー犯罪捜査隊は6日「ショートトラック選手らがインターネットの賭博サイトを利用し、金を賭けていた証拠をつかみ、捜査を行っている」と発表した。うち4-5人はすでに警察の事情聴取を受けたという。警察は選手らが合宿期間中に、先輩たちからの誘いを受け違法な賭博に関与したものとみている。賭博に関与した疑いが浮上している選手の中には、今月3日の韓国代表2次選抜で代表に選ばれた選手も含まれており、今後波紋が広がるとみられる。

 大韓氷上競技連盟も、警察の捜査とは別に、自主的な真相調査に着手したと発表した。同連盟は調査が終わり次第、賞罰委員会に相当する「スポーツ公正委員会」を開き、懲戒処分の有無を決定する方針だ。同連盟の関係者は「一部の選手はすでに倒幕への関与を認めている。先輩たちの誘いで、1万-2万ウォン(約950-1900円)程度の金を賭けたと供述した」と話した。

 警察は昨年10月、スポーツ関連の違法な賭博サイトにアクセスし、金を賭けた疑いで、元プロ野球選手P被告(30)と元柔道選手H被告(28)を在宅起訴した。また、同じ容疑でスポーツ選手13人を在宅起訴または略式起訴した。なお、大学時代に違法な賭博に関与したプロバスケットボール選手のキム・シンヒョン(ソウルSKナイツ)とオ・セグン(安養KGC人参公社)は起訴猶予となっている。

 韓国バスケットボール連盟は当時、検察の処分とは別に、キム・シンヒョンとオ・セグンに対し20試合への出場停止と120時間のボランティア活動従事を命じた。また、プロ選手登録後にスポーツ関連の違法な賭博に関与した選手3人を除名した。

議政府=権祥銀(クォン・サンウン)記者 , ソク・ナムジュン記者
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