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柳興洙(ユ・フンス)駐日韓国大使 |
柳氏は歴史葛藤などで韓日関係がこれまでになく悪化していた2014年7月に任命された。周辺の予想を覆す電撃的な起用だった。柳氏は日本の政・官界の重鎮に及ぶ広い人脈などを活用して積極的に活動したというのが外交部内の評価だ。
柳氏は昨年12月28日、両国の最大懸案だった慰安婦被害問題に対する合意妥結が成立した後、周囲に「私の役割はすべて果たした」と漏らしていたという。日本の毎日新聞も6日、柳氏が電話取材を通じて「慰安婦問題の解決に向けた日韓政府合意が実現し、暗いトンネルを抜けた」と述べていたことを報じた。
柳氏は自身が高齢である点を挙げて「新大統領就任後は大使が交代するのが慣例なので、私が早く辞めなければ次期大使の任期が短くなる」とも述べていた。