トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

ロッテ、4安打だけど3アーチ白星 デスパイネが9回に1号決勝アーチ

2016年4月7日 紙面から

ソフトバンク−ロッテ 9回表1死、デスパイネが中越えに決勝ソロを放つ=ヤフオクドームで

写真

◇ロッテ4−3ソフトバンク

 4安打のロッテが3本塁打の一発攻勢で勝った。3回に中村の2ランで追い付き、1点を追う7回に井上が同点ソロ、9回にはデスパイネが勝ち越しソロを放った。好救援の内が今季初勝利。ソフトバンクは抑えのサファテが打たれた。

 土壇場で主砲が大仕事だ。3−3の9回。ロッテのデスパイネがバックスクリーンへ決勝1号ソロ。試合を決める放物線の着弾点を確認したロッテベンチはお祭り騒ぎとなった。

 開幕から10試合目で放った今季初アーチにデスパイネは「そろそろ出るかなと思っていたよ」とニヤリ。ソフトバンクの守護神・サファテからの豪快弾に「球が速くコントロールもいい投手から打ったのは自信になる」とご満悦だった。

 開幕直後は右方向への打球で結果を残していたが、ここ数試合は本塁打を意識することで引っ張る傾向が強かった。そんなデスパイネに伊東監督は、3月30日の全体練習でセンター返しをアドバイス。悩める大砲の改善策が、ここ一番で実り「主砲が打ってチームが盛り上がる。コンパクトに打ったすごい打球だったね」とニンマリだった。

 デスパイネの前には0−2の3回に中村が2ラン。1点を追う7回には井上がソロで追いついた。放った安打はわずか4。さらに11三振を喫したが、全得点を本塁打であげて、ソフトバンクを振り切った。伊東監督は「ワンサイドになるかと思ったけど簡単に引き下がらない粘りが出た」とご機嫌。「(ソフトバンクは)去年みたいに手も足も出ない状態じゃない」。首位堅持。ロッテの勢いは止まらない。 (小林良二)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ