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【プロ野球】

広島・新井、2000安打にM13

2016年4月7日 紙面から

広島−ヤクルト 1回裏1死満塁、中前2点適時打を放つ新井=マツダスタジアムで(山下悟史撮影)

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◇広島6−3ヤクルト

 広島が序盤の猛攻で大勢を決めた。1回に押し出し四球と新井の2点適時打で3点を奪い、2回もルナの適時打などで3点。ジョンソンは完投こそならなかったが今季初勝利。ヤクルトは寺田が2回持たず6失点で試合を壊し、3連敗。

 ベテランの“勘”がさえた。9回、3点差となり、なお2死満塁。代打・森岡の打席で、広島・新井は守備位置を一塁線へ寄せた。すると強烈なライナーが一塁線へ。抜けていれば走者一掃の同点打になる可能性もあったが、新井がミットでつかみ取り、試合を終わらせた。

 「森岡は追い込まれてから、センター返しするタイプだけど…。自分でちょっと嫌な感じがして、少しライン際に寄っていたので。捕れてよかったです」

 守備だけでなく、打撃でも満塁を制した。1回、1死満塁で中前へ2点適時打。5日の4安打に続き、5打席連続安打で試合の主導権を握った。2000安打まで残り13本。開幕から11試合で無安打は2試合しかなく、打率3割7分2厘、得点圏打率は5割の勝負強さを発揮している。

 8日からは古巣阪神との3連戦(甲子園)が待っている。「1試合、1試合、やっていくだけ」と新井。目の前の試合を全力で戦う。貯金1としたチームを、恐怖の6番が連勝街道に導く。 (田中政行)

 

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