私は20代中盤から株式投資を始め、それからずっと投資を続けている。現在のところは、毎年プラスの成績を収め、資産を増やすことに成功している。
最近、私が読んでいるブログで、特に私より若い人たちが、投資に興味を持ち、実際に自分の資産を投資しているのを見て、いいなあと感じている。
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私はインデックス投資を含む投資信託は買ったことがないし、FXも正直私の力量では投資ではなく投機になってしまうのでやっていない。別に彼らの投資スタイルを否定するわけでは決してないし、それぞれの投資スタイルがあっていいと思う。彼らなりのやり方でどういう成績を収めるのか、とても興味を持って見ている。
しかし、今投資に興味があって、これから投資をしてみたいな、と思っている人がいたら、私は絶対に「個別株投資」をオススメしたい。本記事では、なぜ私が個別株投資をおすすめするか、について書いた。
■個別株投資とは
個別株投資とは、簡単にいえば「ある会社の株を買う」ということだ。投資の最も基本的なスタイルと言える。基本的であり、単純であるが、「自分で買う会社を選ばなければいけない」というのが、初心者にとってはネックなのかもしれない。
「どこを買えばいいの?」とよく聞かれる。しかし、それを自分で選ぶことこそが、個別株投資の魅力であり、醍醐味である。
■なぜ個別株投資がいいのか
私がなぜ個別株投資を勧めるのか、その理由はすごく単純である。楽しいからだ。
「個別株のほうが儲かる」という話を期待していた方には申し訳ないけれど、投資において「◯◯したら儲かるよ」という人の言葉は信用しないほうが良い。
個別株投資は、例えばインデックス投資よりもリスクが高い分、損する可能性は高いといえる。自分が選んだ会社の経営がうまくいかなければ、高い確率で株価は下落するからだ。
だから、「投資で儲ける方法」を知るためにこの記事を読んでいる人にとっては、直接的なアドバイスとはならないかもしれない。
■会社の株を買うことは、経営者になるということ
ある会社の株を買うということは、根本的に言えば、その会社の経営に参画する、ということだ。
「たった数百株で何が経営だ」と言う人もいるかもしれないが、出資していることに間違いはない。ある一定の時期に株を1枚でも持っていれば、その会社の株主名簿に名前が載る。
当然のことながら、自分が投資した会社の数字は気になる。売上、利益は当然ながら、前期比でどこまで成長したのか、これからの見通しはどうなのか、など、会社のこれまでとこれからを見るために、四半期決算は必ずチェックしている。
「あの会社の売上、どうなっているかな!」という日が、一つの会社につき、年に4回あるわけだ。決算が開示される時のワクワクはたまらない。
通常、企業というのは、業績予想というかたちで、「次の決算はこれくらいですよ」という数字を出している。しかし、その予想よりも数字が上振れたり下振れたりすると、「上方修正」や「下方修正」というかたちで、業績予想を修正してくる。この修正のタイミングは、正直いつ来るかわからないので、リリースされるときは本当にサプライズだ。それが、良いサプライズであった時の興奮はたまらない。
■企業が成長していく姿を見る喜び
企業のリリース(IR)というのは、売上や利益と言った数字に関するものだけではない。
例えば、私が数年前から投資している、画像処理のエキスパート集団である株式会社モルフォという会社があるが、この企業が半年前くらいにこんなリリースを出した。
デンソーはトヨタの子会社で、時価総額3兆円を超える世界的な部品メーカーである。そんな大企業が時価総額300億円ぽっちのモルフォの技術を認めて、手を組んで一緒に仕事をしようということになりました、というリリースだ。
しかも、このIRは、今後訪れるであろう自動運転自動車社会に向けて、「電子ミラーの開発」における協業、という非常にインパクトのあるワードを伴って発表された。
このリリースが発表された時の、モルフォホルダーの興奮と言ったら、何物にも代えがたい。自分が信じて投資した会社の技術が大企業に認められた嬉しさと同時に、これからのモルフォの未来を想像して、非常に胸が熱くなった。
個別株投資では、このように企業が成長していく姿を見る喜びも体験出来るのだ。私が小型のグロース株投資を勧める理由は、この体験が出来るからである。
(モルフォは、私が投資し始めた時から、すでに4倍の株価になっている)
■個人投資家は、3~5銘柄がオススメ
このように、自分が投資した企業を追って、決算やホームページをチェックしたりするのは、本業をしながら投資をする人にとってはなかなかの労力を必要とする。だから、私は多くても5銘柄ぐらいが限界かな、と思っている。
それ以上になると、投資した企業の動向に適切な注意を払えなくなってしまうような気がする。それは個別株投資の魅力を半減させるし、投資を見切るタイミングの遅れにもつながる。
逆に、1社だけに集中的に投資するのも、あまりおすすめしない。「銘柄に惚れるな」というマーケットの格言があるが、ある企業に対して過度な愛情を注ぐのは禁物だ。自分の資産がその企業の1つの不祥事で吹っ飛ぶ可能性がある。だから、適切な愛情を持って一夫多妻制を採用するのが、健全な個別株投資への向き合い方だと考えている。
■投資は早いうちから始めたほうが良い
私は、投資に手を出してみようか迷っている人がいたら、いつも「絶対にやったほうがいいよ」と言っている。
それは、ここまで挙げたような理由で、とてもエキサイティングだし、世の中の動きにも敏感になる。すべてのニュースにおいて、「自分の会社には何か影響あるかな」と言った視点が加わり、それは視野を広くする。
マネックス証券が行ったアンケートでは、全体の66%超が「もっと早いうちから投資をしていればよかった」と答えている。
理由はそれぞれあるだろうが、個人的な感覚としては「マーケット」から学ぶことは多い、というのが一つのメリットだと思っている。若いうちからマーケットに参加して、知識や経験を蓄積していき、自分の中での投資スタイルを確立していくこと、それ自体が資産となっていくという風に感じている。
株式投資というのはエキサイティングであり、それと同時に資産を一気に失う可能性もある。ITバブルやアベノミクスバブルもあれば、本年初頭から荒れに荒れた日経マーケットのような暴落もある。
これから投資を始める人は、その危険性を十分に理解しながら初めて欲しい。
(と言いつつ、少額で初めて、リスクを体感してみるのもいいと思います)
■どの会社の株を買えばいいかわからない人へ
「何買えばいいのかわからないんじゃあ!!」という人もいるかもしれない。そういう人は、自分の生活で関わっているものを考えて欲しい。例えば、「モスバーガー大好きで週に1回は食べる」のなら、モスバーガーの株(ダスキン社)があるし、「車は絶対マツダ社が良い、スピリッツが違う!」という人は、当然マツダ社も上場しているので、マツダを買えばいい。
まずはそんな簡単な動機で良いと思う。一度株主になってみると、その企業を見る目が変わるので、それからあなたが何を感じるのか、今までと違う感情を持つのか。そこからまた、考えていけばいい。
■参考記事
「そんなこと言ってもやっぱりわからない」という人は、こんな記事も書いているので参考にしてみて欲しい。
繰り返しますが、「自分で選ぶこと」が、株式投資を楽しむポイントです。
■参考書籍
「決算書読めない!」という人は以下の本などでお勉強してください。簡単な数字が読めるだけでも、投資の楽しさは全然違ってきます。
※当記事は特定の銘柄の購入を誘導するものではありません。投資は自己責任で行ってください。