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告発文の差出主が語る「長崎幸太郎」代議士の問題 “「金に汚い人だ」と二階さんの陰口を叩いていた”

デイリー新潮 4月5日(火)4時10分配信

 二階派で無所属の長崎幸太郎代議士(47)を告発する内容が書かれたA4用紙、計5枚の手紙が関係者の元に届いたのは3月10日頃のことだった。「安倍総理や二階さんら有力自民党議員に68通、地元に計300通以上送られた模様です。長崎さんの女とカネに関する話を事細かに暴露したもので、実に生々しい内容です」(永田町事情通)。手紙を書いたのは長崎氏の元有力後援者で、実業家の高山浩氏(69)=仮名=である。

 ***

 長崎代議士の「カネと女」の問題について告発する内容のうち、“女”に関して高山氏が語ったのは、2011年半ば頃から噂が流れた、地元の女性秘書との不倫。長崎氏には、智香子夫人との間に、7歳の長女と5歳の長男がいる。

「相手は、富士吉田の本部事務所に勤務していた30代後半の秘書です。茶髪のロングヘアーでスタイルも良く、男好きするタイプでした。深夜コンビニで仲睦まじく買い物をする姿を見かけたとか、男女の仲を疑わせるような話が度々、私の耳に入るようになったのです」(高山氏)

 12年7月に、2人は上海旅行に出かけた。それを知った智香子夫人は激怒するも、高山氏の仲裁により、その場を治めることには成功。支援者からは“女性秘書を辞めさせるべき”との声があがり、高山氏は12年末の総選挙後に彼女を辞めさせることを約束させた。

 総選挙に当たって、高山氏は後援者として全力で応援し、結果、長崎氏は当選を果たす。しかし――

「当選しても長崎さんからは私に御礼の一言もなし。辞めさせると約束していた秘書は東京に連れて行き、第2秘書にし、最近第1秘書にしている。結局、当選後、私に挨拶に来なかったのは、秘書との関係を断ち切れなかったからでしょ」(高山氏)

■3000万円以上提供

 そして金銭問題については、

「長崎さんから、毎月事務所費が200万円程かかる。月100万円くらいは面倒みて欲しい、と相談されました。そこで私は、10年4月頃から長崎さんに資金を提供し始めました」(同)

 記録に残っているだけでも80万円を、高山氏の会社からの振り込み、または手渡しで14回。50万円を6回渡したという。

「振込み先は、NKコンサルティング等、長崎さんの会社でした。12年の選挙が近くなると、奥さん名義の口座に振り込むよう指示され、20万円を十数回、計300万円程振り込みました。銀行口座に振り込んだ資金は記録が残っていますが、これらのお金には税務上の処理はなされているのでしょうか」(同)

 高山氏は現金だけで1720万円程を提供したことになる。

「この他、長崎さんには、貸せば家賃20万~30万円する銀座の事務所を無償で1年半提供していた。また、政治資金パーティをやるというので、私のホテルの部屋をタダで貸したこともある。現金と合わせ、計3000万円以上の資金を提供したはずです。架空の領収書も何枚も書いた。12年の選挙直前には、選対責任者がなかなか決まらなかった。そこで、意中の県議に引き受けてもらうには250万円必要だと言われ、私がお金を用意し、その県議に持って行ったのです」(同)

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最終更新:4月5日(火)4時10分

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