橋下前大阪市長、番組会見でも朝日記者と“バトル”

2016年4月7日14時39分  スポーツ報知
  • テレビ朝日の新番組「橋下×羽鳥の新番組(仮)」の制作発表記者会見に出席した全大阪市長の橋下徹氏(左)とキャスターの羽鳥慎一氏

 テレビ朝日の新番組「橋下×羽鳥の新番組(仮)」の制作発表記者会見が7日、都内の同局で行われ、前大阪市長の橋下徹氏(46)が首長時代に因縁ある朝日新聞の記者を“挑発”した。

 会見の最前列には、橋下氏が大阪府知事に立候補したときに取材したという同紙記者が陣取った。

 橋下氏は「厳しい質問を。ズバッと」と“挑発”すると「おおさか維新の会」法律政策顧問弁護士をしながら、番組出演することの是非について質問を受けた。

 すると、これまでの和やかな制作発表会見から雰囲気が一変。「顧問弁護士なので、政治とは関係ない。法律、政策に助言はするが、党の運営や権限、責任はない。弁護士をしながら番組に出演するのは問題ない。放送法に抵触せずに、番組に出る」とした。

 さらに同紙記者から「政策への助言とは何か?」と突っ込まれると、橋下氏は「予防法学的に、依頼があって答えるのは事後的助言。これからは事前に言っていく。顧問弁護士として、その組織に気になること、まずいなということがあれば。(政策を)決定はしない。メリット、デメリットの助言はする。顧問弁護士ですから」とした。

 首長時代は、同紙の報道を巡り対立したことがあったが、“政界引退”した今は現場取材をしたいという。「僕は朝日新聞の立場。反権力です。権力が困ることを国民に伝えていきたい」と熱弁をふるっていた。

 共演するキャスターの羽鳥慎一氏(45)は、食い入るようにやりとりを見つめ「ぜひ一度、出演してください」と記者に真顔で依頼していた。

 常に進化を遂げていくアグレッシブな番組の姿勢を現すため、番組タイトルには(仮)がついたまま。初回放送は11日午後11時15分から。

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