2016年4月7日13時03分
「裏カジノに行っていた」。バドミントン日本男子の新旧エースが裏カジノ店での賭博行為を認めた。今夏のリオデジャネイロ五輪はどうなるのか――。遠征先から帰国した2人は報道陣に無言を通し、関係者は対応に追われた。
7日早朝、桃田賢斗(けんと)選手(21)と田児(たご)賢一選手(26)は遠征先のマレーシアから成田空港に到着した。桃田選手は同国での国際大会で1回戦を突破していたが、2回戦を棄権しての緊急帰国だった。
マスクをつけ、ラケットが入った大きなバッグを抱えた2人は、待ち構えた報道陣に一瞬驚いたような様子を見せた。「違法カジノに行ったんですか」「ファンにコメントは」といった記者らの問いかけには無言で、うつむいたまま、迎えの車に乗り込んだ。
桃田選手は香川県出身。世界最高峰の選手が各地を転戦するスーパーシリーズ(SS)の大会や、SSの年間上位8人によるファイナルの男子シングルスで日本勢として初めて優勝。最新の世界ランキングは4位。リオ五輪でもメダルが有力視される期待の新星だ。
埼玉県出身の田児選手も全日本選手権を2013年まで6連覇。ロンドン五輪に出場し、日本男子シングルスのエースとして長く活躍してきた。
2人は午前9時前、所属するNTT東日本(東京都新宿区)の本社ビルに到着。広報担当者は報道陣に「賭けた金額などを調査している」と説明した。
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