10日開催を前に警護訓練 広島県警
10、11日に広島市で開かれる主要7カ国(G7)外相会合に備え、広島県警は5日、会場となる同市南区のグランドプリンスホテル広島で、各国外相が車で到着した際などの警護訓練を行った。約100人の警察官らは、ピリピリした雰囲気の中、会場入りから出発までの動きを確認した。
外相らを乗せたと想定した車の前後を挟み、パトカーや警護車が次々と会場入り。警護にあたる警察官らは、車を降りた外相役の県警職員を素早く囲み、不審者が接近しないか警戒しながらホテル内に入った。
県警はこれまで、外相会合に備えてテロなどを想定した訓練を定期的に実施。港や公共交通機関からのテロリストの侵入に備え、第6管区海上保安本部やJR西日本と警備の強化を図ってきた。警護担当は、体格や知識などを考慮し、昨年10月に各所属長からの推薦で選ばれた「サミット警護要員」が務める。【石川将来】