2016年4月7日11時57分
バドミントン界のエースで、リオデジャネイロ五輪への出場が確実視されている桃田賢斗(けんと)選手(21)と、2012年のロンドン五輪バドミントン男子代表の田児(たご)賢一選手(26)が違法な裏カジノに出入りし、金を賭けていたことがわかった。2人が所属するNTT東日本(東京都新宿区)が調査に乗り出した。日本バドミントン協会も対応を協議する。
NTT東日本広報によると、桃田選手と田児選手は調査に対し、「裏カジノに行っていた。金も賭けていた」と話した。他の部員も裏カジノへの出入りを認めているという。同社は産経新聞社から6日に取材を受け、事実関係の確認を始めたという。
桃田選手は遠征先のマレーシアで7日も試合が予定されていたが、2人は同日早朝、急きょ帰国。午前9時前にNTT東日本の本社ビルに車で入った。同社はバドミントン部の関係者からも聞き取りをしている。
桃田選手は昨年8月、ジャカルタであったバドミントンの世界選手権で、男子シングルスでは日本勢初となる銅メダルを獲得したエース。世界ランク4位。田児選手は全日本選手権を13年まで6連覇するなど、長年エースとして活躍した。
リオ五輪の代表選手は5月上旬に発表される世界ランキングで決まる。現在世界4位の桃田選手は日本選手の最上位。リオへの出場が決まれば初の五輪になる。日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事はこの日、「事実だとしたら(出場は)厳しいと言わざるを得ない」との認識を示した。協会の強化本部で桃田選手をナショナルチームから外すかを協議し、理事会にはかる方針という。
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