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Google Cloud Datastore の料金が大半のユースケースで大幅値下げへ
2016年4月6日水曜日
* この投稿は米国時間 3 月 31 日、Google Cloud Platform の Product Manager である Dan McGrath によって投稿されたもの(
投稿はこちら
)の抄訳です。
Google Cloud Datastore
は、ウェブやモバイル アプリケーションのためのスケーラブルな NoSQL データベースです。このデータベース サービスの料金体系について、私たち Google は先ごろ、より単純化することを発表しました。これにより、ユーザーの多くは大幅なコスト削減が期待できます。
料金体系の単純化に伴い、
Cloud Datastore
に格納されているデータの計算方法も透明性の高いものになります。こうした新しい料金体系とストレージ計算方法は、2016 年 7 月 1 日から適用される予定です。大多数のお客様にとって、これは実質的な値下げです。
新しい料金体系
Google は、皆さんからのフィードバックに応えて
料金体系
を単純化します。新しい料金体系は、
Cloud Datastore
とのアクセス方法に関係なく、2016 年 7 月 1 日から適用されます。今よりシンプルになるだけでなく、多くのお客様が大幅値下げの対象となるでしょう。
また、インデックスの最適化作業からデベロッパーを解放する強力なインデクシング機能に魅力を感じつつも、現在の料金体系を理由に
Cloud Datastore
の導入をためらっていたお客様にとっても、今回の変更は大きな障害が取り除かれることを意味します。
エンティティの書き込み、読み出し、および削除にかかる料金は、現状では内部オペレーションの数で決まります。これに対して新しい料金体系のもとでは、より直接的にエンティティの数から決まるようになります。具体的には次のとおりです。
書き込み
現状の料金体系では、インデックスの数とタイプに応じて、1 つのエンティティの書き込みが 1 以上の書き込みオペレーションとして計算されます。
一方、新しい料金体系のもとでは、インデックスがどのようなものであれ、1 つのエンティティの書き込みは 1 と数えられ、100,000 あたり 0.18 ドルとなります。アプリケーションのニーズに合わせてインデックスをいくつ付けても、書き込み料金は高くなりません。
現状では、大多数の Entity 書き込みはエンティティあたり 4 以上の書き込みオペレーションとして計算されます。そのため、新料金はデベロッパーにとって大幅なコスト削減につながります。
読み出し
現状では、クエリによってはエンティティの読み出しの 1 に対して、別途読み出しオペレーションの数が加算される場合があります。
これに対して新しい料金体系では、エンティティの読み出しに対してのみ課金されます。小規模なオペレーション(射影やキーのみのクエリ)については現状でもクエリあたり 1 と計算されているので、変更はありません。
Entity 読み出しオペレーションあたりの料金は据え置きで、100,000 あたり 0.06 ドルです。そのため、ほとんどのデベロッパーにはコスト削減となります。
削除
現状の料金体系では、インデックスの数とタイプにより、削除は 2 以上の書き込みとして計算されます。
一方、新しい料金体系のもとでは、削除されるエンティティごとに削除オペレーションの料金のみがかかり、100,000 あたり 0.02 ドルです。これにより、削除の料金は少なくとも 66 % 値下げとなり、多くの場合、値下げ率はもっと高くなります。
無料クォータ
1 回の書き込みが複数のオペレーションに換算されることはないので、書き込みの無料クォータ(無料利用枠)は現状でも 1 日あたり 20,000 リクエストです。
削除には独立の無料クォータが与えられ、現状で 1 日あたり 20,000 リクエストです。これは、大多数のアプリケーションでは 1 日あたりの無料リクエストが増えることを意味します。
ネットワーク
Standard Network 料金
が適用される予定です。
データ量の新しい計算方法
7 月 1 日には、料金体系の変更に合わせて格納データ サイズの計算方法も変更されます。新しい方法では Entity のプロパティ値とインデックスから直接ストレージ料金を計算できるので、デベロッパーにとっては透明性が高まります。これは、ストレージ コストを下げることにもつながります。
現状の計算方法は、変更可能な内部実装の詳細に大きく依存しています。これに対して新しい方法では、サブミットされたデータから直接計算できる固定料金体系になります。
Google では、デベロッパーがストレージ コストを推計できるようにするため、新しい計算方法の確定後に詳細を発表する予定です。
時間を有効活用
Cloud Datastore の料金体系が単純化されることにより、インデックスのマイクロマネジメントに費やす時間を減らし、そのぶんを次の開発に充てることができます。
Google Cloud Datastore の詳細
、もしくは
入門ガイド
をご覧ください。
- Posted by Dan McGrath, Product Manager, Google Cloud Platform
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