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「逃げな津波くるで」南海トラフ地震備え、880万人訓練 大阪

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「逃げな津波くるで」南海トラフ地震備え、880万人訓練 大阪

津波避難タワーにのぼる大阪府の松井一郎知事(手前左)=5日午前11時9分、大阪府高石市 (安元雄太撮影)

 南海トラフ巨大地震を想定した「大阪880万人訓練」が5日、大阪府内全域で行われた。府は午前11時すぎに府内にいる人の携帯電話に訓練開始を告げる緊急メールを一斉配信。3回目の今年は対応機種が増えたことから、昨年より1割多い7割の携帯電話に通知されたと推計している。

 訓練は午前11時に府内で地震が発生し、3分後に大津波警報が発令されたという想定で実施。11時3分に警報を知らせるメールが配信されると、大阪市内でも携帯電話に見入る人の姿が目立ったが、機種によっては受信できない人もいた。

 松井一郎知事は同府高石市の資材メーカーで、従業員らとともに津波を想定した防災訓練に参加。メールを受け、敷地内にある高さ10・5メートルの津波避難タワーへ避難した。訓練後、松井知事は「どこにどんな避難施設があるのか認識して訓練してほしい」と述べた。

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