来日中のウクライナのポロシェンコ大統領は6日、日本記者クラブで会見し、タックスヘイブン(租税回避地)の利用実態を暴いた「パナマ文書」に自身が取り沙汰されたことについて「大統領在職中に資産を政治活動から分離するためで、節税目的ではない」と釈明した。「透明性が高く管理されている」として問題はないと強調した。
ポロシェンコ氏は同国の大手菓子グループを所有し「チョコレート王」とも呼ばれる。パナマ文書では英領バージン諸島の法人を通じてこれらの企業の株式を保有していると指摘された。ポロシェンコ氏は「大統領就任にあたり事業の透明性を高めるためで、隠し口座も持っていない」と説明した。