今日は自家製酵母の楽しみ方。
春から初夏にかけての季節は酵母が育て易い時期です。
旬の果物を使って酵母を育て、パン作りを楽しみます。
~酵母液を作る~
・煮沸消毒した瓶
・グリーンレーズン
・砂糖
・水
まず用意するのはこれだけ。
普通のレーズンでも良いのですが、グリーンレーズンのほうが失敗しにくいような気がします。そして発酵力も強い。
なので初めての場合は、少し値段が高いですがグリーンレーズン酵母をおすすめします。
これさえ作っておけば、あとで果物酵母を作るときに簡単です。
しっかり消毒した瓶(今回は容量500ccの瓶)にグリーンレーズンと砂糖(大さじ1くらい)を入れます。だいたい見た感じで瓶に入れたグリーンレーズンの2倍~3倍くらいの高さまで水を入れます(浄水器は付けていないのでただの水道水です)。
消毒したスプーンなどでよく混ぜて、ラップや蓋をして室温に置きます。これで1日目が終了。
私は今までレーズンが何gで・・・などと計って酵母作りをしたことがないので、本当に適当です。果物などを瓶に適当に詰め込んで、水道水を直接ジャー!っと入れています。
2日目。少しグリーンレーズンが浮いてきました。
瓶を揺するか、消毒したスプーンなどで底からしっかり混ぜます。1日1回はかき混ぜます。
4日目。グリーンレーズンが全部浮きました。
これを消毒したスプーンで混ぜてみると、シュワシュワッ!
季節によって4~7日と完成日数には差があります。
出来上がったら冷蔵庫で保存して、ときどき蓋を開けてかき混ぜます。シュワシュワしてれば使えます。
カビが生えたり変な臭いがしたら、もったいないですが捨てましょう。
完成したグリーンレーズン酵母をスターターとして、デコポン酵母を作りました。
消毒した瓶にデコポンの実(半分は食べました)と砂糖を入れて水道水を注ぎます(適当適当)。そこにグリーンレーズン酵母液を大さじ1~2加えて混ぜます。
スターターを入れたものなら室温に置いておくと2~3日ほどでシュワシュワしてきます。
生の果物で酵母を作る場合は、瓶から実を取り出して冷蔵庫で保存。早めに使い切りましょう。
次は酵母液で作る基本の丸パン。
~自家製酵母の丸パンのレシピ~
・強力粉 200g
・塩 小さじ1/2
・砂糖 小さじ1/2
・酵母液 60g
・水 80g
①材料を全てボウルに入れてしっかり混ぜます。乾燥に気をつけてひとまわり大きくなるまで1次発酵。
春・秋は12時間、夏は6時間、冬は24時間(※冷暖房なしの室温)くらいかかります。
②1次発酵が終了した生地を4等分にして丸め、ラップなどをかぶせて約30分休ませます。
③休ませた生地を丸めなおしてオーブンシートを敷いた天板の上に並べます。ラップなどを被せて2次発酵。ひとまわり大きくなるまで発酵させます。1~2時間ほどかかります。
④
2次発酵が終わったら、お好みで粉を振り切れ目を入れます(そのまま焼いても良いです)。
190℃に予熱をしたオーブンで約15分~焼きます。
できあがり。上のパンは元気が良過ぎて飛び出ちゃいました。
自家製酵母でパンを焼くと、外はカリカリ中はもっちり瑞々しいパンが焼きあがります。
まずはベーカーズパーセントなどは気にせずに、お気に入りのパンのレシピの加水の半分以下の量を酵母液に変えてパンを焼いてみてください。
慣れてきたら配合を計算したり、酵母液を使って中種作ったりして自分の好みにあった方法を探してみてください。
最初は気軽に楽しんでください。
自家製酵母で作るパンはゆっくりゆっくり発酵します。
私はこののんびりした酵母生活を楽しんでいます。