債務整理の噂の真意をまとめて解説

債務整理の噂の真意をまとめて解説

債務整理という言葉と基本的な知識は広く知られていますよね。テレビCMでも頻繁に流れているし、ネットや雑誌の広告もよく見かけます。

 

ですが、詳しい知識まで把握しているかというとそれは違うようです。ここでは、ネット上でよく見られる噂の真意について解説していきたいと思います。

 

本当の「債務整理」を理解しよう

@価値のある物や資産は全て没収されるらしい
解説→そんなことはありません。

 

確かに手元に残らない資産もありますが、生活に欠かせない物や、一定額の現金や預金は守られます。

 

A戸籍や住民票などに、債務整理したことが記録されてしまうらしい
解説→戸籍や住民票に記録されることは絶対にありません。

 

B年金の受給ができなくなるらしい
解説→年金を納付しているのなら、ちゃんと受け取ることができます。債務整理をした事実とは関係ありません。

 

C生涯、ローンを組んだり、クレジットカードを使うことができなくなるらしい
解説→債務整理をすると確かに一定期間はローンやクレジットカードは利用できません。ですが、それは一生ということでは、数年後には取得できたという人はたくさんいます。

 

D引越しや旅行ができなくなる
解説→債務整理をして免責決定されるまでは、自由な行動はできなくなりますが、連絡先がちゃんと分かっていればどちらも可能です。

 

E債務整理後は、家族全員がブラックリスト入りするらしい
解説→誤った情報です。

 

債務整理で信用情報機関に記録(ブラックリストに載るということ)されるのは、あくまで債務整理を行った本人。なので、家族には影響しません。

 

F債務整理できないことがあるらしい
解説→それはあり得ます。

 

限られてはいますが、一部、債務整理できないケースがあります。詳しくは「債務整理ができないこともある?」を参考にしてください。

 

G会社に知られてしまうらしい
解説→債務整理した事を、わざわざ会社に通知することはありません。そして債務整理を理由に会社を辞めさせることもできませんし、もしそうした事実があれば法に触れます。

 

 

あなたが知っている債務整理の知識と照らし合わせてみて、いかがでしたか?

 

債務整理にはメリットとデメリットがありますので、不都合な制約もあるかと思います。

 

とは言え、何の制約もなく債務整理ができたとしたら、それはそれで本来守らなくてはいけない「返済する義務」がどこかへ行ってしまいます。

 

制約がある中で、新しい人生をやり直すことは難しい部分もあるでしょう。

 

ですが、今後の人生設計をきちんと立てる期間だと思って、お金との向き合い方を考えていく事が大切です。