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 米自動車大手フォード・モーターが5日にメキシコに新工場をつくると発表したところ、大統領選で共和党の候補者争いをしている不動産王トランプ氏が「まったくもって恥」とかみついた。こうした海外移転で「労働者の生活が苦しくなった」というのが持論で、スマートフォンを海外で生産するアップルもやり玉に挙げている。

 フォードは小型車工場を16億ドル(約1760億円)で建て、2020年までに2800人の雇用を見込む。メキシコは人件費が安く、巨大な米国市場に近いため、ホンダなど世界のメーカーが相次いで生産・輸出拠点にしている。

 トランプ氏は各地の演説でも「工場を米国外に移した会社(菓子大手ナビスコ)の『オレオ』は食べない」などと話し、支持者の喝采を受けている。(ニューヨーク=畑中徹)