CaveTubeで高画質ヌルヌル配信
今うわさのCaveTube(かべつべ)で、高画質&ヌルヌル(60fps)で配信してみようというのが今回のテーマ。
ちなみにCaveTubeとは、個人が運営するライブストリーミングサービス。P2P 分散リレー方式を使った負荷分散が特徴。(by Wikipedia)
な、なるほど。。。よくわからんw
まずはCaveTubeで配信した映像が録画されているので、参考までにご覧下さい。
テスト配信した映像が録画されているので参考にご覧ください(消えてたらごめんなさい)
気になった方は、下記の手順をもとにCaveTubeでテスト配信してみましょう!
また今回配信ツールは、FFmpegをチョイスしました。
FMEだとブロックノイズが出て映像がイマイチ、Xsplit無料版だと音質がイマイチ、そんな人のためのFFmpegです。
さらにFFMPEGLauncherを使用すれば、難しいパラメータの指定も簡単におこなえ配信できます。
初めて導入する方でも最低限かつ、設定の肝になりそうな部分だけ掻い摘んでまとめましたのでご安心を!
もっと詳しい情報が必要な人は、他を調べてください。
0.はじめに
PCスペック
- OS:Windows 7 Ultimate 32bit
- CPU:AMD PhenomⅡX4 945 3.00GHz
- メモリ:Patriot PC3-12800(1600Hz) 2GB x2
- キャプボ:Timeleak HD70A
ちなみにこのスペックで配信時はCPU使用率90%前後を推移します。以降で説明するのはギリギリの設定ですw
キャプチャ設定オプション
自分の環境では、アマレコTVを使って画面のリサイズとFPSを設定してます。
※キャプチャ機器の映像をそのまま使用される方は関係ありません。
- フレームレート:60fps
- 画面解像度:640x360(16:9)
1.FFmpegとFFMPEGLauncherの導入手順
導入についてはファイル解凍のみ。詳しくはCaveTube公式を参考に
ちなみに2012/11/15現在の最新版はコチラ
- FFmpeg 32-bit Builds (Static) 2012-11-05
- FFMPEGLauncher 0.0.1.10
2.FFMPEGLauncherの設定
設定を決めるに当たり、下記サイトの情報を参考にしました。
▼ 画質厨の配信設定研究 07.FFMPEG Launcherを使って簡単&便利&高画質に配信する設定
▼ ニコニコ動画まとめwiki 拡張 x264 出力(GUI)の設定項目とその機能について
【FFMPEG】基本設定
【映像】
- デバイス・・・各自キャプチャ機器を選択(自分の場合はアマレコTV)
- ビットレート・・・1000(画面解像度とフレームレートによって変動する)
※ ビットレートの目安については、CaveTube公式の計算式を参考に
例)ffmpeg(H.264)の場合
「640x480」×「60(fps)」=「968(Kbps)」≒「1000」
- バッファサイズ・・・ビットレートの2倍を指定
- 入力は「自動認識」にチェック(自分の環境では自動認識でないと配信を開始できなかった)
- 出力
- 出力解像度・・・640x360
- フレームレート・・・60fps
【音声】
- デバイス・・・各自キャプチャ機器を選択
- コーデック・・・AAC推奨
【出力】
- 配信先にCaveTubeを追加して指定する
★ 追加の仕方
設定ボタンを押すと下の画面が表示される
チャンネル名は任意(ここではわかりやすくCaveTubeとしてます)
RTMP URLに、CaveTubeの配信開始ページにある「FMS URL」をコピーして貼り付ける。(下図を参照)
【FFMPEG】高度な設定
共通設定
- エンコードモード・・・品質基準VBRを選択し「23.0」を指定(Xsplitの品質Not setと同じ数値)
- その他・・・スレッド数にチェックを入れCPUのコア数を指定
コーデック
- 【映像】基本プリセット
- プリセット・・・各自のPCパフォーマンスに合わせて指定(自分の環境ではslow以降はdrop frame発生により断念)
- プロファイル・・・high444(どこぞでH.264のロスレスは最上位と聞いて)
- チューニング・・・none(またはfilmかanimationを選択)
※film・・・実写または3D等の映像
※animation・・・アニメ映像
【FFML】設定
- FFMpeg
- ffmpeg.exeのPATH指定・・・各自の環境に合わせて指定
- 「FFMPEG実行画面を表示する」のチェックを外す
- 「処理優先度を【高】に設定する」にチェックを入れる
3.配信テスト
CaveTubeにログインしたのち、配信開始ページを開いてテスト配信をしてみましょう。
FFMPEGLauncherの配信開始ボタンを押すだけです。設定が間違っていなければ配信が開始されます。
配信開始後は、タスクマネージャーのCPU使用率やFFMPEGLauncherのログを見ながら問題ないか確認しましょう。
最後に各パラメータの調整については、各自のPCスペックと相談してdrop frameが発生しない設定値の見極めが肝となります。
ビットレートの決定には、「画面解像度」または「フレームレート」の調節が必要です。大きくすると負荷がかかるので注意が必要です。
CaveTubeはビットレート制限がありませんが、「画面解像度」を大きくするなら「フレームレート」は小さめに設定することをお勧めします。
またCPUに余裕があれば「品質基準VBRの数値」や「プリセット」を変更することで画質アップできると思います。
以上です
- 最終更新:2012-11-21 12:27:24