JALは、B777-200ERのビジネスクラスを改修し、ビジネスクラスは全席通路アクセスのフルフラットシートに変更すると発表しています。羽田ーバンコク線のJAL031・034便からの導入になり、この便では7月から新機材に変更になります。
復路だけ(往路便は在来型のシェルフラットシート機材)ですが、便利な羽田発着で、この新機材のビジネスクラスに11万円で乗るツアーがあります。現時点で9月まで発売されていますので、7月以降で押さえればいいということになります。
しかも、このツアーは、金曜深夜(正確には土曜日の午前0:40)に羽田を出発し、月曜日の朝6:05に羽田に帰ってこれますので、東京の主要ビジネス街(丸の内、新宿、品川など)で仕事をされておられる方でしたら、年休なしでバンコクに行くことができるのではないかと思います。
このツアーは、NOEという旅行会社が売っているツアーで、バンコクのホテルはスタンダードクラスですが、ホテルにはそれほどこだわらないという方であれば、11万円でJAL SKY SUITEⅢに乗るというのも面白いのではないかと思います。なお、弾丸ツアーでは飽き足らないという方は、延泊も可能です。また、ホテルにこだわる方は、値段は変わりますが、ホテルのアレンジも可能みたいです。
ただし、安いものには裏があるというのでしょうか。JALのツアー運賃のビジネスクラス(Iクラス)は、マイル加算率が70%です。JALのマイルやFLY ONポイントを貯めることに重きを置いている方には、このツアーはあまり向かないと思いますので、10万円ぐらい高い125%加算の週末ステイ運賃をご利用ください。
B777-200ERの全11機の改修が完了しますと、JALの長距離用機材で、ビジネスクラスがシェルフラットネオ(2-2-2のライフラット)のまま未改修なのは、B787-8の一部機材だけになります。関空ーバンコク、成田ーバンコク、中部ーバンコク、関空ーロサンゼルスなどに使用されている機材ですが、関空派としては、この機材も早く改修してほしいものです。
それにしても、JALのB777-200ERが新ビジネスクラスに変わると、ANAは2-2-2のクレードルシートでは大きく見劣りします。需要の多い羽田ーバンコクでのガチンコ勝負なので、ANAもスタッガードシートへの改修を進めていかないといけないのだと思います。