エンジン始動に悪戦苦闘10分強もかかり、あやうく遅刻しそうになるという出来事があったため、点火プラグ交換をおこないました。
前回より18,800キロと、かなり引っ張っての交換となりました。
プラスドライバでプラグメンテナンス蓋のネジを外します。
蓋を手前に引っ張って取り外します。
プラグキャップを引っこ抜きます。
コード部を引っ張ると断線してしまいますので、プラグキャップは根元からしっかり掴んで引っこ抜きます。
プラグメンテナンス窓の中はとても手狭ですので、作業の際は手の角度が限られてしまいます。
車体下部からもプラグ周辺にアクセスできますので、こちらからも手を突っ込み両手で作業すると幾分はかどるかもしれません。
プラグキャップの隙間にまで液状化の土砂は入り込んでいました。
サービスマニュアルには「スパークプラグを取り外す前に、燃焼室にゴミ、異物が入らないようにプラグ取り付け部付近を圧縮空気で清掃する」と無理難題が指示されています。
気休め程度に、雑巾でフキフキして良しとしておきました。
柄が中折れ式の16ミリのプラグレンチ(エーモン工業社製『プラグレンチK35』)を点火プラグに手探りで差し込みます。
なるべく柄が直線になるようレンチを起こし、反時計回りに緩めて点火プラグを取り外します。
シリンダヘッドから外された点火プラグは、レンチのソケット内にあるゴムに挟まれて引きずり出されますので、乱暴に引っこ抜いてプラグをゴムから脱落させぬよう気を付けます。
プラグの焼け具合など見分けるすべもないワタクシですが、非常に汚らしい色合いであったのは確かです。
トゥデイの点火プラグはNGK社ならばCR7HSA-9、DENSO社ならばU22FSR-Uという型式が指定されています。
効果のほどは甚だ疑問ですが、モリブデングリスが大量に余っているので点火プラグネジ部に薄く塗っておきました。
新品の点火プラグをレンチのゴム部に挿し込みます。
ゴム部に挟まれたプラグが地面に落下しないよう気を付けます。
サービスマニュアルには「シリンダヘッドのねじ部の損傷を防ぐため、シーリングワッシャが座面に当たるまでプラグを手でねじ込む」とありますが、一般的な成人男性の手のサイズからして到底不可能な作業のように思われましたので、やむを得ずプラグレンチを最初から使ってしまいました。
そのかわり、プラグがきちんとネジ山に沿ってスムーズに入っていくか指先の感覚には細心の注意を払いました。
レンチを軽く回していき、抵抗を感じたら一旦ストップして、この時点でのレンチ先端の回転角度をゼロ度として向きをチェックしておきます。
ここからどのぐらい締め付ければ良いのかは、プラグ箱に記載の図を参考にしたいのですが、この図では1/2回転なのか1/16回転なのか素人のワタクシには要領を得ませんでした。
日本特殊陶業社のウェブサイトにて確認しましたところ、トゥデイ適合の点火プラグ型式CR7HSA-9のネジ径は10ミリですので、新品の場合で約1/2回転(180度)、再使用の場合で約1/12回転(30度)が適正締め付けトルク(12N・m)となるようです。
もっとも、完全な目視下での作業ではないためネジ山をナメるのを恐れて、今回も前回同様に1/3回転ほどの締め付けに止めておきました。
プラグキャップを愛用の『ポリメイト』で磨き上げてから繋ぎなおし、メンテナンス蓋を閉めて終了です。
メンテナンスノートはついに記入欄が満杯になってしまいました。