ソウル=牧野愛博
2016年4月5日19時59分
ソウル市鍾路警察署は3月29日、ソウルの日本大使館そばで元慰安婦を支援し、昨年12月の日韓合意の破棄を求めた集会を主催した20代の大学生1人を、集会及び示威に関する法律違反の罪で起訴相当として検察に在宅送致した。同署が5日、明らかにした。
同署によると、大学生は1月4日に未申告の集会を主催。慰安婦問題を象徴する少女像の周りで、参加者らがピケを張ったり、集団でシュプレヒコールをしたりしていた。同署は、事前に申告が必要な集会に当たると指摘。今後も他の集会の主催者らの摘発を進める方針を示した。
集会は1992年以降、主に毎週水曜日に行われ、計1200回以上を数える。同署によれば、集会参加者の検察への送致処分は初めてという。(ソウル=牧野愛博)
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朝日新聞国際報道部
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