大矢雅弘
2016年4月6日01時23分
福岡県添田町英彦山の国指定重要文化財「銅(かねの)鳥居」近くにある「守静(しゅじょう)坊のしだれ桜」が見頃を迎えている。今月上旬は楽しめそうだという。
樹齢約200年。高さ約15メートル、幅約20メートル。町観光ガイドボランティアの早田真智子代表(63)らによると、江戸時代後期の1804~19年に2度、英彦山の修験者が京都御所に上った際、京都・祇園のしだれ桜の一部を持ち帰ったとされる。国道500号から脇道に入った民家の庭にある。
北九州市小倉北区黒原2丁目の会社員、相馬公一さん(62)は妻の恵さん(59)と訪れた。京都市の世界遺産・醍醐寺の「太閤(たいこう)しだれ桜」を引き合いに、「あれに匹敵するくらいきれいだ」と見入っていた。(大矢雅弘)
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朝日新聞社会部
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