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【ヲタカルインタビュー】「迷家-マヨイガ-」クラウドファンディングは“後援会”(2)目玉は体感、体験

【ヲタカルインタビュー】

「迷家-マヨイガ-」クラウドファンディングは“後援会”(2)目玉は体感、体験

4月から放送を開始するTVアニメ「迷家-マヨイガ-」アニメ業界の先頭を突っ走るヒットメーカーによる奇跡のコラボレーションプロジェクトが始動!

4月から放送を開始するTVアニメ「迷家-マヨイガ-」アニメ業界の先頭を突っ走るヒットメーカーによる奇跡のコラボレーションプロジェクトが始動!【拡大】

 監督に水島努さん、脚本は岡田麿里さんの2大ヒットメーカーと、アニメーション制作のディオメディアがタッグを組んだオリジナルTVアニメ「迷家-マヨイガ-」。クラウドファンディングによる“後援会”という新たな手法でも話題の同作について、仕掛け人であるポニーキャニオンプロデューサー・石黒達也さん、ディオメディア代表取締役・小原充さん、サイバーエージェント・クラウドファンディング社長・中山亮太郎さんにその裏側を聞く「ヲタカル インタビュー」。2回目は、届けられたファンの声に対しての思いなどを語ってもらった。

 -- 今回は無事に成立しましたが、クラウドファンディングは成立すれば盛り上がりますが、しないとリスクがあると思うのですが、そこは考えられた。

 石黒 制作費はもう集まっていたので、あとはどれぐらい盛り上げられるのかというところと、ファンにどれぐらい楽しんでいただけるのかという観点からリターンメニューも考えています。もうけてやろうという目的は当然なく、安全な運用の幅に収めてある部分はあると思いますが、あまりにも豪華なメニューだらけにしてしまって、収支的にマイナスになってしまうリスクはヘッジしてますよ、くらいの幅であればよく。トントン以上であれば十分かな-という意識ででメニューをつくってみたという経緯です。

 中山 僕らも目標金額の設計に関しては、過去に1000件以上やっているので、実はすごく慎重に設計はさせていただきました。企画のお金を出したときのリターンでもらえるものも、もうほんとに社内のスタッフみんなで完全なアニメ好きなユーザー感覚になって、これだとちょっと心ざわつかないよねとか、これは欲しいとか、これ高いとか。

 小原 やっぱり自分が欲しいと思うものでなければ。

 中山 ここで後援会に入らなければ、ここでお金を出さなかったら、あとでこれはこういう空気感だったら後悔するとかですね、ものすごくファンの気持ちになってかんがえました。

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  • アニメ「迷家-マヨイガ-」応援のためのクラウドファンディングについて語るポニーキャニオン・石黒達也プロデューサー、ディオメディア代表取締役・小原充さんとサイバーエージェント・クラウドファンディング社長・中山亮太郎さん(左から)