2016.04.05

【プレスリリース】日本オーチス、シンドラーの日本での昇降機サービス事業を取得へ

 

日本オーチス・エレベータ株式会社(本社:東京都文京区、以下 「日本オーチス」)およびシンドラーエレベータ株式会社(本社:東京都江東区; 以下「シンドラーエレベータ」)は、本日、日本オーチスによるシンドラー(本社:スイス エビコン)の日本でのエレベーターおよびエスカレーター(以下「昇降機」)のサービス事業(保守、修理及び改修事業)取得に関する契約を締結したことを発表しました。

シンドラーの日本事業は、シンドラーエレベータのエレベーターおよびエスカレーターのサービス事業と、様々なメーカーの製品に対応可能な昇降機サービス事業者であるマーキュリーアシェンソーレ株式会社(以下「マーキュリー」)の2つがあります。シンドラーエレベータは社員数約390名、マーキュリーは約210名の社員を擁しています。

日本オーチスは、本取引により、マーキュリーの全株式に加え、シンドラーエレベータの昇降機サービス事業、その事業に関連する社員および事業資産を移管させて新たに設立される新会社の全株式を取得します。これにより、新会社は、日本で唯一のシンドラー公認のサービス事業者として、引き続きシンドラー製品の保守、修理および改修に必要となる純正部品やシステムを提供します。

今後、シンドラーはシンドラーエレベータを通じて日本に留まり、現在継続中の訴訟および捜査について法的および社会的責務を果たし、すべてが解決するまで必要な措置を講じます。

本取引の取得金額は公表しておりません。本取引は、規制当局の承認および通常の取引完了条件の充足を条件として、年内の完了を予定しています。

日本オーチスおよびシンドラーエレベータは、本取引完了後、新会社およびマーキュリーの全てのお客様に向けたサービスに滞りが出ないよう努めます。日本オーチスは、安全第一を企業理念とし、日本の昇降機業界で長年培ってきた豊富な経験や知識を活用し、新会社およびマーキュリーのお客様に質の高いサービスを提供してまいります。

オーチス・エレベータ 北東アジア社長兼日本オーチス・エレベータ株式会社社長のステファン・ド・モントリボールは次のように述べています。
「本取引について両社が合意に至ったことをとても嬉しく思います。オーチスは、120年以上前に日本市場へ参入し、以来長年にわたり日本で事業を行ってきた歴史を大変誇りにしています。本取引完了の暁には、日本市場により深く根ざし、次の成長段階へと移行できるようになります。これまでの弊社のお客様には引き続き信頼されるパートナーとして最高水準のサービスと安全を提供するとともに、オーチスが培ってきたグローバルな経験や専門知識を活かし、新会社やマーキュリーの成長に貢献していきます。新しいお客様と関係を築き、新しく仲間になる社員を迎え入れることを楽しみにしています。」
また、シンドラーエレベータ株式会社の取締役社長レネ・クンツは次のように述べています。
「本取引により、弊社のお客様に引き続き最高水準のサービスを提供できるだけでなく、弊社の社員にとって新たな成長機会にもなると考えています。弊社は、長年、お客様の安全や信頼性を確保するために投資を重ねてきました。その結果である弊社の堅実で健全な昇降機サービス事業を、オーチスという長年に渡り評判を築き上げてきた企業に譲渡することになりました。一方、シンドラーエレベータは今後も事業体として日本に留まり、弊社の法的および社会的責務を果たしていくことを強調させて頂きます。」


以上



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お問い合わせ先:

日本オーチス・エレベータ株式会社
コミュニケーション部 熊丸
Tel: 03-5981-0354
エデルマン・ジャパン 安・加藤 (日本オーチス・エレベータ広報代理)
Tel: 03-4360-9000 

シンドラーエレベータ株式会社
広報部; 郷坪 (ごうつぼ)
Tel: 03-5646-5476
クレアブ株式会社 (シンドラーエレベータ広報代理)
今井
Tel: 03-5404-0640 

日本オーチス・エレベータ株式会社について:

日本オーチス・エレベータ株式会社は、米国に本社を置く、エレベーター、エスカレーター及び動く歩道を含む「人の移動」に関する商品の製造及び保守修理の会社であるオーチス・エレベータ・カンパニーの日本子会社です。近代の安全装置付エレベーターの開発者である創業者であるエリーシャ・オーチスのビジョンを継承し、日本では、新設・据付・保守・改修を一貫して扱い、お客様の要望に応えて120年以上の歴史を重ねてきました。1896年には日本初のオーチスのエレベーターを設置し、1914年には日本初のエスカレーターを設置しました。日本法人は1932年(昭和7年)に設立されました。オーチスブランドのエレベーターは全世界のランドマークを中心に、200カ国以上で190万台がオーチス・エレベーターによって保守点検されています。オーチスは宇宙航空産業並びにビル関連産業におけるリーディングプロバイダーのユナイテッド・テクノロジーズ・カンパニー(UTC)のビジネスユニットです。詳しくは、www.otis.com/site/jpもしくはwww.otisworldwide.com(英文サイト)をご参照ください。
 

シンドラーエレベータ株式会社について:

1954年設立の日本エレベータ工業株式会社を前身として、シンドラーエレベータ株式会社は1991年にスイスを拠点とするシンドラーグループの日本での事業会社として設立されました。シンドラーはエレベーター、エスカレーター及びその関連サービス事業を提供する世界のリーディングカンパニーです。シンドラーが提供するエレベーター、エスカレーターおよび動く歩道など徒歩での移動をサポートする設備は、全世界で毎日10億人以上の人に利用されています。シンドラーはその革新的で環境に優しいアクセスや交通管理システムで都市社会の移動手段において重要な役割を果たしています。シンドラーのサービス実現のために、100カ国以上の国で56,000人を超える社員が働いています。詳しくは、当社のウェブサイト http://www.schindler.com/jpまたはhttp://www.schindler.com (英文サイト)をご参照ください。

 

マーキュリーアシェンソーレ株式会社について:

マーキュリーアシェンソーレ株式会社は、鹿児島県に本社を置き、エレベーター、エスカレーター・機械式駐車場の保守・修理・改修・定期検査等のサービスを提供しています。昭和46(1971)年の創業以来、「お客様満足」の社是のもと、高い技術力に裏付けされた安全・安心なサービスを、高いコストパフォーマンスで提供しています。価格競争力の源は、長年の経験に基づいた、安全に妥協を許さないムダを省いたメンテナンスシステムの提供にあります。24時間安心の緊急連絡システムからリニューアルまで、幅広いお客様のご要望に応えしています。詳しくは当社のウェブサイトhttp://www.ascensore.co.jp/をご参照ください。 



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