「私たちは、人間のクズだ――。」
ども!ビルメンデスのyamapi(@yamapi33)です。
最近、本屋で見かけて気になっていた漫画がありまして、読んでみました。
「クズの本懐」というなんとも興味をそそるタイトル。
どんなクズっぷりなのだろうと興味津々でしたが、自分の欲求に忠実すぎる人間のサマを描いたドロッドロの作品でした。
あらすじ
安楽岡花火(やすらおか はなび)と粟屋麦(あわや むぎ)は一見理想の高校生カップル、しかし2人とも他に好きな人がいることを了解しながら一緒にいるのだった。花火は幼い頃からお兄ちゃんと 慕っていた鐘井鳴海(かない なるみ)を、麦は昔家庭教師をしてくれた皆川茜(みながわ あかね)が好きだった。それぞれ花火たちの高校の新任教師になった鐘井と茜は次第に距離を縮めていく。そ れを見守る花火と麦はお互いに似たところがあるのを感じ、お互いを好きにならないこと、どちらかの恋が実ったら別れること、そしてお互いの身体的な欲求に はどんなときでも受け入れることを条件に付き合っている振りをすることになる。
ホントにざっくり言うとセ○レ関係を描いた作品です。
個人的に面白くなってくるのは3巻くらいからかな。
麦の好きな音楽教師、茜もなかなかのクズだったと分かるあたりから。
Wikipediaでの紹介がひどい。
花火らの高校に勤務する音楽教師。究極の男好きのいわゆるビッチ。
って事で、読んでいていい感じでクズだなぁ…と感じたシーンを紹介していこうかと思います!
クズだなぁ…と感じたシーン4選
1巻
主人公・花火が告白してきていた男に食い下がられた時のシーン。
自分も興味の無い相手と傷のなめ合いをしているのにこの物言い。なかなかにクズである。(最後のコマの「ブーメラン」ってセリフから分かるように、自覚はある)
3巻
麦の好きな音楽教師・皆川茜の学生時代のエピソード。仲の良い友人がこっそり教えてくれた好きな人を奪った時の回想シーン。それまでふわっとした清純な女性って感じでしか描かれてなかったところでコレ。僕はこの辺りからこの漫画にハマった気がする。
4巻
好きな相手である鳴海が好きな相手は茜。人から奪う事が快感の茜に対する対抗心むき出しのシーン。いいねぇ、いい感じに欲望丸出し。
で、これである。
対抗心だけでこういう事やれちゃう感じのクズってシーンですね。
5巻
主人公・花火と契約関係の麦もなかなかにゲスい。…というか、身体的欲求に忠実である意味気持ちいいヤツな気もする。
そそられない…なんて言ってる相手だけど、このあと結局抱こうとするからね、コイツ。
謎のレーダーを所持。
終わりに
いかがでしょうか。断片だけを抜き出して説明するのが凄く難しいなと痛感しているところですが、全体的にその場の感情が前面に出て闇落ちしていくかのような人間関係がドロ~っと続いていく作品です。
けど、実際のところ人間の感情ってこれくらい汚いというか欲望に忠実な側面も大きいと思うんですよね。普通の恋愛作品には食傷気味だ、って人には特におすすめです。
主人公・花火のことが好きなえっちゃんって女の子が出てくるんですが、その子がジワジワと堕ちていく感じもまた良かった。個人的に、えっちゃんには幸せになってほしい。
この記事を書くにあたって少し調べたんですが、この作品アニメ化も決まってるみたいです。2017年1月からノイタミナ枠で放送らしいけど…
そこそこ濡れ場あるけど大丈夫か?w
そんなわけで、「クズの本懐」、なかなかオススメの作品です。
既刊6巻なのでサクっと追いつけますよ!未読の方は是非。
おわり