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海上自衛隊阪神基地隊にオープンした「KOBEカレー食堂」。試食会では、掃海艇乗組員らが基地隊本部風のカレーライスを味わった=いずれも神戸市東灘区魚崎浜町(撮影・大山伸一郎)
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海上自衛隊阪神基地隊にオープンした「KOBEカレー食堂」。試食会では、掃海艇乗組員らが基地隊本部風のカレーライスを味わった=いずれも神戸市東灘区魚崎浜町(撮影・大山伸一郎)
KOBEカレー食堂で毎週金曜に提供されるカレーライス。海自艦艇で実際に使われてきたプレートに盛り付けられている
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KOBEカレー食堂で毎週金曜に提供されるカレーライス。海自艦艇で実際に使われてきたプレートに盛り付けられている
神戸新聞NEXT
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 京阪神都市圏唯一の海上自衛隊拠点である阪神基地隊(神戸市東灘区魚崎浜町)に、旧海軍時代から将兵向けの定番メニューとして食されてきたカレーライスを一般の人も味わえる「KOBEカレー食堂」がオープンした。毎週金曜、実際に海自艦艇で使われてきたステンレス製プレートを用い、海自調理員のレシピを基に作った「掃海艇風カレー」などを1日50食限定で提供する。

 カレーライスは1908年、海軍が軍用糧食として「割烹(かっぽう)術参考書」に掲載して普及させた。戦後発足した海自でも、毎週金曜の昼食に、地上、洋上を問わず全ての部隊でカレーライスが配食される風習がある。「風景に変化がない洋上生活で曜日感覚を保つため」などと言われるが、理由は定かではない。

 海自のカレーは各艦艇、部隊の調理員長が独自レシピで作る。同基地隊では、掃海艇「つのしま」、同「なおしま」、基地隊本部、仮屋磁気測定所(兵庫県淡路市)、由良基地分遣隊(和歌山県)-でそれぞれ味が異なる。

 陸自第3師団(兵庫県伊丹市)などに比べて知名度が低い阪神基地隊をもっと知ってもらうため、基地内「厚生センター」の食堂を金曜に一般開放し、委託業者が基地隊の5種のカレーを週替わりで提供する。

 「なおしま」乗組員の新谷浩紀一等海士(19)は「金曜のカレーは『週末までもうひと頑張り』という気にさせてくれる。『なおしま』のカレーは辛くておいしい」と話す。

 同基地隊本部総務科の原田翔太海士長(20)は「基地隊本部のカレーはコクが深い。前に乗っていた護衛艦『いせ』では、具の大きさが印象的だった。いろいろなカレーを味わえる食堂は画期的」と話す。

 食堂は金曜午前11時から午後2時(1時半ラストオーダー)。掃海艇一般公開(第2、4日曜日)時の営業も検討中。カレーライスのみ400円、ドリンク付きのデラックスプレート850円。

 同基地隊食堂TEL078・441・1001(内線290)

(森本尚樹)

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