福井鉄道が運行する次世代型低床車両「FUKURAM(フクラム)」に新たに加わるグリーンの車両が17日、福井県越前市北府2丁目の車両工場に搬入された。20日から運行を始める。
オレンジ、ブルーに続く3編成目。車両はこれまでと同じ丸みを帯びたフォルムで、窓を大きく取ったF1000形。福井の美しい緑と重なる爽やかで明るいグリーンを基調に、新芽のイメージから未来への希望を表現した。
3両編成で定員155人。新潟県の車両メーカーからトレーラーで運ばれ、17日早朝に車両工場に到着。午前7時ごろからクレーンで1両ずつ線路に移し連結した。
17日から終電後に試験運転を行い、20日午前10時27分越前武生発田原町行きから運行。1日4〜6往復する。えちぜん鉄道へのFUKURAMの相互乗り入れはオレンジとブルーの2編成で、グリーンは予定していない。
福井鉄道の担当者は「FUKURAMに乗りたいという問い合わせは多く寄せられていて、新車両導入で乗車機会が増える。グリーンもこれまでと同様に人気になれば」と期待していた。同社は今秋以降、さらに1編成を導入する計画。