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男性行員が1億円超着服…刑事告訴を検討

 福岡中央銀行(福岡市)は5日、本社人事総務部の男性行員(46)が顧客の12個人・法人から約10年にわたり計1億694万円を着服したと発表した。行員は「サイドビジネスのための資金として着服した」と事実関係を認めており、同行は福岡県警に相談し、刑事告訴などを検討している。

     同行によると、男性行員は2006年3月〜15年9月、二日市支店(福岡県筑紫野市)などで渉外係として勤務した際、定期預金やローンの一括返済資金などとして顧客から受け取った金を着服し、偽造した定期預金証書や領収書を渡していた。男性行員はトレーニングジムの開設・運営や、婦人服、健康茶の販売などをしていたという。

     今年3月に顧客が定期預金の解約を申し出た際に、定期預金証書の厚みや、口座番号の印字がおかしいことに対応した行員が気付いて発覚した。着服した1億694万円のうち、1891万円は発覚の前に補填(ほてん)していた。同行はサイドビジネスを禁止している。

     同行は「再発防止に向けてコンプライアンス意識の更なる向上を図るとともに、内部管理態勢の一層の充実・強化に全力を挙げて取り組む」とコメントした。【遠山和宏】

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