五輪閉幕までの約半年間 神宮球場使用中止を要請
2020年東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会がメインスタジアムとなる新国立競技場の準備や運営のため、2020年5月から半年近く、隣接する神宮球場の使用を中止するよう所有者側に要請したことが分かりました。
組織委員会によりますと、4年後の東京大会での新国立競技場の準備や運営にあたり、周辺の土地の利用が必要となることから、先月末から隣接する神宮球場の所有者側と交渉を始めたということです。
そして、5日までに、オリンピック開幕のおよそ2か月前の2020年5月からパラリンピック閉幕の9月までの5か月間、神宮球場の使用中止を含めた周辺の土地の利用を所有者側に要請したということです。
神宮球場は、プロ野球・ヤクルトの本拠地となっているほか、この時期は大学野球や高校野球でも使用されていて、実際に使用中止になれば、代替地での開催など影響は避けられず、今後は補償費用なども含めた具体的な交渉が進められるということです。
組織委員会の関係者は、「セキュリティー対策や機材置き場の確保などのため、球場を含む明治神宮外苑地域の土地の利用が必要になることから実務的な話し合いを始めた。詳細については今後調整していく」と話しています。
プロ野球を統括するNPB=日本野球機構は、神宮球場の使用中止要請について「聞いていない。神宮球場を本拠地とするヤクルトからも聞いていない」としています。
そして、5日までに、オリンピック開幕のおよそ2か月前の2020年5月からパラリンピック閉幕の9月までの5か月間、神宮球場の使用中止を含めた周辺の土地の利用を所有者側に要請したということです。
神宮球場は、プロ野球・ヤクルトの本拠地となっているほか、この時期は大学野球や高校野球でも使用されていて、実際に使用中止になれば、代替地での開催など影響は避けられず、今後は補償費用なども含めた具体的な交渉が進められるということです。
組織委員会の関係者は、「セキュリティー対策や機材置き場の確保などのため、球場を含む明治神宮外苑地域の土地の利用が必要になることから実務的な話し合いを始めた。詳細については今後調整していく」と話しています。
プロ野球を統括するNPB=日本野球機構は、神宮球場の使用中止要請について「聞いていない。神宮球場を本拠地とするヤクルトからも聞いていない」としています。
神宮球場 多くの使用実績
神宮球場では、2020年東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会が使用中止を要請した5月から9月までの期間、毎年、プロをはじめ、大学や高校などの野球の試合が数多く行われています。
去年はプロ野球のヤクルトが、この5か月間に年間の主催試合の7割近くに当たる54試合を行いました。
大学野球では、5月と9月に東京六大学や東都大学の春と秋のリーグ戦が行われたほか、6月には、全日本大学選手権も開かれました。
高校野球では、7月に夏の甲子園を目指す東東京と西東京の地方大会の会場の1つとなりました。
このほか、小学生や中学生の大会もあり、神宮球場は、組織委員会が使用中止を要請する5か月間150日余りのうち8割以上で野球の試合で利用されていて、使用中止で大きな影響が出ることが見込まれます。
去年はプロ野球のヤクルトが、この5か月間に年間の主催試合の7割近くに当たる54試合を行いました。
大学野球では、5月と9月に東京六大学や東都大学の春と秋のリーグ戦が行われたほか、6月には、全日本大学選手権も開かれました。
高校野球では、7月に夏の甲子園を目指す東東京と西東京の地方大会の会場の1つとなりました。
このほか、小学生や中学生の大会もあり、神宮球場は、組織委員会が使用中止を要請する5か月間150日余りのうち8割以上で野球の試合で利用されていて、使用中止で大きな影響が出ることが見込まれます。