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| 目 次 |
| 1 選考結果 |
| 2 事業計画案の概要 |
| 3 選考理由及び講評 (1)選考理由 (2)講評 |
| 4 選考委員会の開催状況等 (1)開催状況 (2)評価方法 |
| 5 選考経緯 (1)「広島市民球場跡地利用検討会議」における提案の選定 (2)「広島市民球場跡地事業計画案及び事業予定者選考委員会」の設置及び事業計画案の募集 (3)選考委員会における第1段階の選考 (4)選考委員会における最終選考 |
| 1 選考結果 |
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| 広島市民球場跡地事業計画案及び事業予定者として、下記の条件を付して、次のとおり選考した。 | |||||||||||||||||||||
| ■ | 最優秀案 該当なし |
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| ■ | 優秀案 次の2件を優秀案とする。 |
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| ■ | 次点 該当なし |
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| 2 事業計画案の概要 |
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| ●事業計画概要書(PDF 約3MB) |
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| ●事業計画概要書(PDF 約4MB) |
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| 3 選考理由及び講評 |
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| (1) 選考理由 |
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| 最終選考において、提案番号1、3、6の3件の事業計画案について「施設の機能や内容」と「民間活力の活用による事業の実現性」の観点から総合的に評価した結果、提案番号1「平和祈念堂(Orizuru
Forest 平和を祈念する折り鶴祈念堂と市民の森)」と提案番号3「水な都(みなと) Mother's
Stage」の2件の事業計画案を優秀案として選考した。 3件いずれの事業計画案も、「施設の機能や内容に関する評価(ア 公園としての質と施設の適合性、イ 都心活性化への寄与、ウ 景観形成への貢献)」の観点からは、次のとおり優れた提案であった。 |
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一方、いずれの事業計画案も、「民間活力の活用による事業の実現性に関する評価(ア 事業方式を含めた事業実施体制の確実性、イ 事業収支計画など財務面の妥当性、健全性、ウ 市が負担する内容とその金額)」の観点からは、次のとおり課題が残る提案であった。 |
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| このため、最優秀案は該当なしとした。 しかしながら、提案番号1は、自発的な市民の参加と創造を誘発するための様々なプログラムが提案されており、新しい市民主導型の事業となる可能性を秘めた提案である。 また、提案番号3は、資力・信用力のある企業が中核企業となっており、民間事業者の事業実施体制が確立されている。また、期待される資金調達能力も高く、事業実施の確実性も高い。 このため、提案番号1と提案番号3をそれぞれ優秀案として選考した。 ただし、提案番号1については、都市公園としての多様な利用形態を可能とし、一層の賑わいを創出するために、「祈念堂」の設置位置等について工夫する必要があるとともに、施設の素材が、野鳥や昆虫の生息環境を脅かす危険性があることから、それを防ぐための工夫も必要である。また、対象地の周辺には商業施設が集積しており、本事業を推進することによって、一層の賑わいを周辺に波及させていく必要がある。こうしたことから、事業予定者としての役割を担う際の条件を附すこととした。 提案番号3については、対象地は広島市の都心部にあって、市民だけでなく国内外から多くの人々が訪れる都市公園であることから、本事業の企画・整備・運営の各段階において、より多くの人々が利用しやすい空間となるよう、多様な主体(市民、周辺商業者等)の参加を促していく必要がある。併せて、こうした市民参加による計画づくりを通じて、必要に応じ、「アクアステージ」や「地球の丘」等の施設のデザインや形態の変更について検討を行うなど、より利用しやすい空間づくりのための柔軟な対応が求められる。また、提案番号1と同様に、本事業を推進することによって、一層の賑わいを周辺に波及させていく必要がある。こうしたことから、事業予定者としての役割を担う際の条件を附すこととした。 なお、現球場跡地利用の検討にあたっては、平成17年度に市民や各種団体を対象に提案募集を行った結果、377件の提案や意見が寄せられた。これら数多くの市民等からの提案や意見も踏まえながら、昨年5月の「広島市民球場跡地利用検討会議」において、民間事業者から提案された26件の事業計画案の中から11件が選定された。 さらにこのたびの選考委員会において、この11件のうち、応募のあった6件の中から段階的な絞り込みにより2件の事業計画案を優秀案として選考したところであり、市民のニーズや時代の変化に応じて成長が期待できる事業内容が盛り込まれた事業計画案を優秀案として選考できたものと考えている。 このため、今後、跡地利用計画の具体化にあたっては、市がこの2件の事業予定者とともに、市民や地元の商業者等と連携しながら、それぞれの事業計画案の優れた点を生かしながら、より良い利用計画にしていただくことを期待する。 |
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(2) 講評 |
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| ア 優秀案 【提案番号1 「平和祈念堂(Orizuru Forest 平和を祈念する折り鶴祈念堂と市民の森)」】 |
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| (施設の機能や内容に関する評価) | ||||||||
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| (民間活力を活用した事業の実現性に関する評価) | ||||||||
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【提案番号3 「水な都(みなと) Mother's Stage」】 |
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| (施設の機能や内容に関する評価) | ||||||||
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| (民間活力を活用した事業の実現性に関する評価) | ||||||||
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イ 上記以外の最終選考の対象とした案 【提案番号6 「広島市民ガーデン 世界のひろっぱ」】 |
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| (施設の機能や内容に関する評価) | ||||||||
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| (民間活力を活用した事業の実現性に関する評価) | ||||||||
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ウ 最終選考の対象としなかった3件の事業計画案の主な評価 【提案番号2 「ヒロシマ「平和の杜」の創造」】 |
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【提案番号4 「国際こども平和公園」】 |
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【提案番号5 「市民がつくる来望(きぼう)の丘構想立体型都市公園ひろしまミュージアムパーク」】 |
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| 4 選考委員会の開催状況 |
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| (1) 開催状況 | ||||||||||||||||||||||||||||
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| (2) 評価方法 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 以下の「評価の視点」及び「具体的な評価項目」に照らして総合的に評価した。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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| 5 選考経緯 |
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| (1) | 「広島市民球場跡地利用検討会議」における提案の選定 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ヤード跡地に新球場を建設することに伴う現球場跡地利用の検討にあたり、市ではできるだけ多くの市民の意向を把握するため、平成17年11月15日から平成18年1月20日にかけて、市民から提案を募集するとともに、地域団体や市民団体等からの提案、意見を聴取した。また、市の厳しい財政状況を踏まえ、民間の活力とノウハウを活用することを基本に、実現性の高い跡地利用案を検討するため、民間事業者等から提案を募集した。 その結果、市民や各種団体等から377件、民間事業者から26件という非常に多くの提案が寄せられ、地元経済4団体からも提言が出された。 平成18年3月8日に、学識経験者で構成する「広島市民球場跡地利用検討会議(委員長:三井所清典氏)」(以下「検討会議」という。)が設置され、市民や民間事業者から出された提案や意見を踏まえ、現球場跡地の利用のあり方が検討された。その結果、検討会議において、現球場の跡地利用については、「これまでの都市づくりの歴史を踏まえ、将来を見据えて、都心部における緑豊かで美しい空間づくりをめざすこと」や、「平和記念公園と連携し、世界遺産である原爆ドーム周辺の雰囲気と都市的なにぎわいとのバランスがとれた空間づくりをめざすこと」が基本理念とされた。また、時間軸を考慮した空間づくりのあり方や中央公園にある周辺施設を含めた空間づくりの方向性が示された。 この基本理念及び空間づくりの方向性等に基づき、民間事業者から出された26件の提案の中から11件の提案が選定された。 選定された提案は、いずれの提案も、世界遺産である原爆ドーム周辺の雰囲気と調和する景観形成への一定の配慮があり、今後検討を深めれば、市民のみならず国内外から多くの人々が訪れたくなる魅力のある都市空間となる可能性があるとされた。 しかしながら、「公園としての質と施設の適合性」や「民間活力の活用による実現可能性」、「景観形成への配慮」などの面において、いずれの提案も検討すべき課題があり、資金確保に関して、市の相当な負担を前提にしているものなど、大きな課題があるとされたものも含まれており、今後さらに検討を深めていく必要があるとされた。 |
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《選定された11件の提案》
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| (2) | 「広島市民球場跡地事業計画案及び事業予定者選考委員会」の設置及び事業計画案の募集 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 検討会議において選定された11件の提案者から具体的な事業計画案を募集するため、広島市民球場跡地事業計画案及び事業予定者選考委員会(以下「選考委員会」という。)を設置し、平成18年11月27日に第1回選考委員会を開催し、応募要項の審議を行った。 応募に当たっては、検討会議から報告された「現球場(広島市民球場)の跡地利用の方向性について」に示された基本理念や空間づくりのあり方等を十分踏まえること、また、提案の施設計画や事業計画等について検討を深めるとともに、あわせて報告に示された「検討すべき課題」を解決するための変更を行い、施設内容の質や事業の実現性を高めた事業計画案を提出することを応募要項に明記した。 この応募要項に基づき、平成19年1月24日から同年3月26日にかけて、11件の提案者から具体的な事業計画案を募集したところ、6件の応募があった。 |
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《応募された6件の事業計画案》
※提案番号は提出順 |
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| (3) | 選考委員会における第1段階の選考 |
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| 応募のあった6件の事業計画案を対象に、平成19年4月14日に第2回選考委員会を開催し、応募要項に基づき第1段階の選考を行った。 6件の事業計画案は、いずれも検討会議から報告された「現球場跡地利用の方向性について」を踏まえ、緑豊かな美しい空間づくりや多くの人々に訪れてもらうための様々な工夫、原爆ドームと調和した景観形成への配慮がなされているなど、施設の内容やデザインは興味深い提案であった。 選考にあたっては、応募者からの提出書類やヒアリング結果を踏まえ、応募要項に示した「[1]施設の機能や内容」と「[2]民間活力の活用による事業の実現性」の2つの視点により総合的に評価した。 その結果、応募のあった6件の事業計画案のうち、下記の3件を最終選考の対象として選考した。 ●提案番号1:「平和祈念堂(Orizuru Forest平和を祈念する折り鶴祈念堂と市民の森)」 ●提案番号3:「水な都(みなと) Mother's Stage」 ●提案番号6:「ひろしま市民ガーデン 世界のひろっぱ」 この3件については、他の案に比べて優れた提案であり、いずれも新たな広島の文化力を高めるための拠点となり、デザイン力及び市民の知恵や力を結集して、地域全体の価値をより高める可能性を秘めている提案であると考えられる。 また、事業性の面においても、市民のニーズや時代の変化に応じて段階的な成長が期待できる事業内容であると考えられる。 しかしながら、民間活力の活用による事業の実現性の面において不明な点があることから、この3件の応募者に対し、さらに検討を深めていただくこととした。 最終選考の対象とならなかった3件の事業計画案についても、施設の内容やデザインについては一定の水準に達していたと考えられるが、民間活力の活用による事業の実現性や持続性の面において、今後検討を深めていただいても確度の向上に限界があると考えられるため、最終選考の対象とはならなかった。 |
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| (4) | 選考委員会における最終選考 |
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| 最終選考の対象として選考した3件の応募者に対し、平成19年4月23日から5月23日にかけて、事業の推進体制や資金調達の方法、民間の事業リスクなどについて詳細に検討していただくとともに、必要に応じて、より良い事業計画案とするための修正を行っていただくため、追加検討を依頼した。 各応募者から提出された追加資料を基に、平成19年5月27日に第3回選考委員会を開催し、応募者から追加資料に基づくヒアリングを行い、その結果を踏まえ、3件の事業計画案について評価した。 その結果、選考案は絞り込まれたが、さらに整理すべき事項があり、最終選考には至らなかった。 その後、選考結果について、委員長及び各委員による調整を経て最終選考を行い、平成19年8月23日に委員長から市長に選考結果を報告した。 |
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都市整備局 都市機能調整部 旧市民球場跡地担当
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メールアドレス:toshi-k@city.hiroshima.lg.jp