東南アジア・インドシナ半島に9世紀から15世紀に栄えた、密林に埋もれた王朝『アンコール・ワット』。
その美術と歴史に触れて、神々の楽園を作り上げた古代文化に思いを馳せる特別企画。
2015年より日本各地にて巡回している展示の名古屋展です。
未だに謎の多いアンコール王朝の成立・繁栄までをヒンドゥー教/インド仏教の神々を中心とした彫像美術を軸に紹介。
全国各地の所蔵品116件が会場に一挙に集結します。
中でも見どころはインド神話の4つの顔と4本の腕をもつ宇宙創造の最高神「ブラフマー」、慈愛に満ちた美しい女神「ブラジュナーパーラミター」、象の頭をもつ富と知恵の神「ガネーシャ」など。
さらに「シヴァ」「ヴィシュヌ」といった日本でも有名なインドの神々の、時代によって移り変わっていく造形と美的感覚、精巧さをもった彫像に、古代の人々の思いを感じずにはいられないはず。
さらに約600年にわたるアンコール王朝の代表的な遺跡を紹介、歴史を辿るほか、古来の文化にふれられる特別なイベントも開催予定。
思わずため息が出そうなほどの、神秘的な美に心を打たれる展覧会になりそう。必見です。
MAP
場所 | 名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1 名古屋市博物館 |
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期間 | 2016年4月16日(土)〜6月19日(日) 9:30〜17:00(最終入場16:30) 休館日:月曜日/第4火曜日(5/2(月)のみ特別開館) |
料金 | 一般:1,300円 高大生:900円 小中生:500円 |
公式サイト | 特別展 アンコール・ワットへのみち |