乙武氏、40歳パーティー 参院選出馬表明のはずがザンゲの会に

2016年4月5日6時0分  スポーツ報知
  • 乙武洋匡氏

 先月24日発売の「週刊新潮」で不倫を報じられ、自身も事実を認めた作家・乙武洋匡(ひろただ)氏(39)の40歳の誕生日を祝うパーティーが5日に都内で予定通り開催されることが4日、分かった。一連の不倫報道後、乙武氏が公の場に姿を見せるのはこれが初めて。パーティーは当初、今夏の参院選への出馬宣言の場となる予定だったが、不倫報道と出馬断念を受け、乙武氏から関係者に対して謝罪の気持ちを伝える会になるという。

 不惑のバースデーを祝福する知人、友人、関係者らの前で、乙武氏が華々しく出馬を宣言するはずだったパーティーは、一転してザンゲの会となる模様だ。

 不倫報道後、パーティーの開催をめぐっては「中止」「延期」などとの臆測が飛び交っていたが、予定通りに行われることになった。関係者によると、乙武氏自身が自らの言葉で出席者におわびの気持ちを伝える場として開催を希望したという。

 40歳の誕生日を迎える前日に行われるパーティーは、社会学者の古市憲寿氏(31)、01年、05年世界陸上男子400メートル障害で銅メダルの為末大氏(37)ら著名人が発起人に名を連ね、政財界、スポーツ界などから1000人規模の関係者が出席を予定。会費1万円を募っている。報道陣には非公開だが、不倫報道後、乙武氏が公の場で現れ、発言するのは初めてということもあり、何を語るかが注目される。

 パーティーの主役のスキャンダルが発覚したのは、開催まで残り2週間を切った3月23日だった。翌日発売の週刊新潮が乙武氏の20代後半の女性との不倫を報道していることが明らかに。取材に対し、同氏も2001年の結婚後に5人の女性と不倫した事実を認めたため、一大騒動に発展した。翌日、妻の仁美さんが「私にも責任の一端がある」とした異例の謝罪コメントを発表したことも、乙武氏への批判を強めた。

 乙武氏については、自民党がかねてより東京選挙区(改選6)での擁立を検討していたが、同氏が不倫の事実を認めて謝罪したことで、公認するのは困難と判断。3月29日までに擁立を見送ることを決めた。翌30日には、乙武氏自身が当面の活動自粛と不出馬の意向を報道各社に伝えている。なお、パーティーに自民党関係者は出席しない見込みという。

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