初めて解散の「バンザイ」を経験し、地元に戻る新幹線にて、この原稿を書いています。
両院議員総会あるいは記者会見での総理の訴え、見事だったと思います。
また、今日を最後に引退される渡部恒三先生、中井洽先生、中野寛成先生の演説も素晴らしいものでした。
たかが言葉、されど言葉、政治は言葉。改めて痛感しました。
私自身、民主党が進めてきた方向・政策は間違っていないと信じてきました。
しかし、何より反省すべきはそのガバナンス。道半ばにもかかわらず党内批判を外で繰り広げたり、道半ばの改革を投げ出して選挙前に船を乗り換えたりという一部の行動が、党全体の信頼を低下させていると感じてきました。
今日も離党が続きます。
しかし、今日本が抱えている課題に対して、解決しよう、前進しようとしているのは民主党だと、私は確信しています。
この厳しい状況でも党に残った仲間とともに、国会議員として数を形成し、政策を実現させていけば、素晴らしい日本を子どもたちに引き継げると確信しています。
消費増税分は社会保障に全額回して、持続可能な社会保障制度に向けて前進する。増税しては公共事業に回す旧来型の政治に戻さない。
医療・環境・農業・林業・水産業・中小企業など「人への投資」を中心にした新しい成長モデルに向けて前進する。「10年200兆の公共事業バラマキ」旧来型の成長モデルに戻さない。
「2030年代原発ゼロ」を実行しグリーン成長に向けて前進する。「結論10年先送り」で旧来の原発推進政策に戻さない。
課題を前に、前進するのか、戻るのか。
将来世代への責任を果たすのか、逃げるのか。
ひと月の選挙戦で、自分の言葉で、まっすぐに訴えていきたい。
今日電話口で、ある方からこんな言葉をかけて頂きました。
「もっと、もっと、もっと頑張れ。もっと、もっと、もっと成長しろ。文句を言えばきりがないけど、山尾の他にいない」と。
3年3ヶ月の成果と成長、そして何よりも、私心なく国の未来を思う志を問われる選挙だと思います。
成果も課題も自分の責任。
まっすぐ受け止めて、政治家として、正々堂々と勝負します。
もう既に尾張旭事務所では、党所属の議員の皆さんをはじめ、たくさんの方が戦いを始めて下さっています。
21時過ぎに合流をして感謝を伝え、心ひとつに戦い抜きます。
午前中3時間は、予算委員会。
自民党、国民の生活が第一からの質疑。
建設的な提案を含む質疑も一部ありましたが、前提事実の誤認や論理の飛躍著しい質問も少なくありませんでした。
とくに、「自民党時代には竹島をめぐる予算を韓国につけさせなかった」などという、事実と異なる、粗雑で、思慮に欠けた発言にはあんぐり。
「国会という場で、他国の予算をつけさせなかったというような言はいかがなものか」とたしなめた中井予算委員長の指摘はもっともです。
12時より憲法審査会の民主党幹事懇。
12時30分より憲法審査会幹事懇。
会期内は、定例木曜日に毎週開催することを決定。
審査会日程を予め決めておくことは、
◯ 日程が政局の取り引き材料とならない
◯ 国会議員が事前に準備をしっかりできるので、議論が深まる
◯ ひいては、国会運営に投じられている税の有効活用につながる
などなど、大変有意義なことだと思います。
手上げ(正確には札立て)発言方式も含めて、他の委員会でも導入すれば、言論の府たる立法府に近づくのではないでしょうか。
ちなみに、明後日の審査会では「内閣」がテーマとなりますが、民主党の持ち時間7分を私が頂けることになりました。
また、内容はご報告します。
午後は、税制関連打ち合わせ、要望ヒアリング。
さらに役員を務めている「子ども・男女調査会」会議など。
解散が取りざたされていようが、仕事はしっかりしたい。
朝は、東郷町産業文化まつりオープニング式典でご挨拶。
お昼に、副総理をお連れして戻ってくることを約束して、一路尾張旭へ。
長年児童福祉に尽力された大和荘荘長・長谷川正さんの叙勲を祝う会。
私は、「子どもを育てるのは社会か家庭か」という二者択一の議論は不毛だと思っています。
現実に、親をなくしたり、虐待を受けた子どもが社会の支えを必要としているとき、「子どもは家庭が育てるもんだ」というメッセージを政治家が発信して、何か建設的な前進があるのでしょうか。
「今困っている人がいたら、何がなんでも助けさせて頂きたい」という長谷川荘長の言葉に、心からの感銘を受けました。
高校の無償化などで、多少なりとも、児童養護施設の卒業生の歩む道が照らされれば嬉しい。そういった施策で、政治家という立場でできる後押しをしようと、改めて心に誓うひととき。
その後、東郷町産業文化まつりに駆け足で戻り、岡田副総理と合流して、ともにご挨拶。
そして、東郷町の産業・文化・町づくりの取組みを見ていただきました。
「がんばってください」「国の未来のためによろしくお願いします」と、あたたかい言葉で歩み寄ってきてくださる、たくさんの方に感謝。
安易な安堵は許されませんが、政治は見捨てられていないかもしれない。必ず、応えたい。
次は、北上して、尾張旭事務所にて、瀬戸やきもの関係者の皆さんと意見交換。
資源やシェールガス等の確保策、円高・デフレ対策、TPPなどの経済連携推進、日本伝統文化としてのやきものの価値の再評価。
和やかに、気さくなムードで、幅広いテーマの意見交換が出来ました。
副総理も、1つひとつの問題提起に、ユーモアを交えながら、丁寧に誠実に返答してくださいました。
やきもの振興という成果に、必ずつなげていきます。
その後、イトーヨーカドーに移動しての街頭演説会。
雨足が強くなっていたにも関わらず、傘をさして、たくさんの方が聞いてくださいました。またしても、感謝でいっぱい。
時間の制約が大きくて、思いの丈のほんの一部しか語れなかったのが心残りですが、たくさんのボランティアの方を含め、本当にありがとうございました。
その後、事務所にて、今日の街頭にも参加くださった尾張旭の水野よしのり市長と打ち合わせ。
さらには、普段ゆっくりしゃべれないボランティア応援団の皆さんと政治談議。緊張から解放された、楽しい時間。
夜には、来週のタウンミーティングの打ち合わせを、地元の方々と。
消費したエネルギーを上回る、応援のエネルギーを一杯に頂いた、長い一日でした。
早朝、尾張旭駅にてバス旅行のお見送り。
その後、モーニング・・・と思ったのですが、無性に納豆が食べたくなって、吉野家にて特朝豚汁定食。
エネルギーをお腹に入れて、日進文化祭オープニングセレモニーへ。
もちろん、セレモニーの後はイベントをぐるりと回らせて頂きました。
日進の文化力・市民力の層の厚さを改めて実感です。
午後からは辻立ち。
通常の訴えにあわせて、岡田副総理が明日11日街頭演説にくることを告知しながら、公園前、公民館前、駐車場前などなどで聞いて頂く。
その合間には、尾張旭歯科医師会さんの会合にて挨拶の機会を頂戴し、10分間、弾丸のようにしゃべってしまいました。
政権交代後、口腔保険法の成立過程を通じて「歯の健康は心身の健康に直結する」ということを、国会議員各人が再認識したこと。
デンタルデータのモデル事業の予算を確保できたこと。
最後に、「政治に関わるのは面倒で、大変で、腹立たしいことも多々あると思いますが、それでも関わり続けることで、心身の健康を口腔から守っていく取組みを共に前進させてほしい」と。
会合の場所に入ったとき、歯科医院のにおいがツーンとして、皆さんの仕事での健闘ぶりを、鼻で感じました。
オバマ大統領が再選されました。
2期目のアメリカ大統領は、短期的に政策成果を積み上げるプレッシャーから解放され、国の未来を見据えた中長期的な課題に取り組むことができる環境を手に入れます。
ひるがえって、我が日本。
常に、解散圧力にさらされながら、党の内外に向けて、「今、目に見える成果」を求められる政治環境。
かなり過酷な環境の中で、未来に向けて現在の負担の議論に足を踏み入れ、「社会保障と税の一体改革」の第一歩を実現した野田政権は、支持率低下が止まりません。
しかし、多くの国民は気づいているはずです。
日本の未来をつくるのは、近視眼的な票集めの政治ではなく、中長期を見据えて真実を語る政治だということを。
真実を語り説得できる言葉の力こそが、閉塞した政治状況を打破する王道の力だと思うし、国民の皆さんはそれを待っている。
その思いに応えたい。
辻立ちも、式典での祝辞でも、自分の頭の中で原稿をつくり、自分の言葉で語るようにしているのは、その修業の一環でもあります。
今日、特例公債法が審議入り。
必要不可欠の法案を人質にとって、政治の停滞を招き、国民生活にマイナスの影響を与える悪弊を断ち切るときです。
私は、いつ解散になってもよいと思っていますが、特例公債法と解散総選挙は全く無関係。
永田町の理屈を、過去にポーンと送り返してやりたい。
午前9時〜12時、13時〜17時、計7時間の内閣委員会、一般質問。
内閣委員会は所掌が広いと以前書きましたが、たしかに、テレビ中継の入らない予算委員会といった趣き(議場も予算委と同じ第1委員会室)。
しかし逆説的ながら、テレビ中継が入らない分、スキャンダル追求やワンフレーズポリティックスに走らず、実質的な中身の議論に深く入っていく質問・答弁が多いような気がします。
本日、読売新聞に「マニフェスト全面謝罪」というような内容の記事が掲載されました。
たしかに、反省すべきは多々あるも、「全面謝罪」という論に私は与しません。
常々、地元ではお話ししているとおり、民主党の最大のアキレス腱は民主党そのもの。特に、政党の人気が落ちると、マスコミを通じて党内批判をし、場合によっては離党して、政党の看板を架け替えるということが続出し、信頼を一つひとつ失ってきました。党の一員として、申し訳なく思っています。
その他、財源論の詰めの甘さについても、反省があります。
しかし一方で、政権交代があったからこそ、消えた年金が戻り(5000万件のうち2800万件解明)、天下りは76%減り、わたりは撤廃され、救急車のたらい回しという事象もニュースにならなくなってきたのです。
政権交代があったからこそ、子育て支援も社会保障の仲間入りをし、ワクチンの公的助成が急速に拡大し、待機児童解消に向けた取組みが加速し、小学校1,2年生の35人学級が実現し、中学生世帯も手当の対象となり、高校授業料の無償化で中退した子が高校に戻ってきたのです。
私は、座右の銘を聞かれると、「星の王子さま」(サン・テグジュペリ)に出てくる狐のセリフ、「真に大切なものは、目には見えない」という言葉で返します。政治家の銘にしては、少し甘ったるいと感じる方もいるでしょう。
しかし、政治家は、選挙を前にすると、「今、目に見える成果」にこだわります。いつでも、誰の目にも見える成果を追求し、要否を問わずにコンクリートを積み上げた結果が、1000兆に及ぶこの国の借金です。
未来への投資や無駄の削減は、「成果」とはいえ、なかなか目に見えません。
ましてや、将来世代のための財政再建などは、「成果」というより「負担」の側面がクローズアップされます。
しかし、それでも将来世代への責任は果たさなければなりません。
「目に見える成果」という呪縛から、1歩前に踏み出す勇気が必要です。
それを説得できる言葉の力も必要でしょう。
まだまだ、力不足ですが、私なりに、信念と勇気を持って、行動し語り続けたいと思います。
本日、「幕末史」(半藤一利 新潮文庫)読了。
7時45分 長江県議のバス旅行見送りを瀬戸市役所にて。顔見知りの奥さまたちから、「子ども、大きくなった?」と声をかけて頂いて、楽しいひととき。
9時からは、先週から延期となった深川連区運動会。ラジオ体操ってよくできてますよね。終わったあと、間違いなく体が気持ちいい。ここでも、地 域の顔の方に、参加者の皆さんの間を連れまわし頂く。普段から、地元行事のときは、テントの中にばかりいないで、皆さんのところを歩いてお話しを するようにしています。が、やっぱり地元の「顔」と一緒だと、皆さんの表情もさらに柔らかく。ありがとうございました。
その後11時より、赤池にて防災ふれあい祭り。途中参加にもかかわらず、マイクでご挨拶をさせて頂きました。おもちも、非常食のわかめご飯も美味 しく頂戴しました。何より、子どもたちの参加が多く、いっぱい話しができたのが嬉しい。「ぼくんちは、非常食4日分あるよ!」「ウルトラマンがいれば、助けてくれると思う」というコメントも。
子どもたちに、しっかり防災の意識が浸透すれば、いざというときに、奇跡ではない避難・救助ができるはずです。地元の皆さんの努力に頭が下がります。
昼からは、豊明秋まつり。市政施行40周年記念ということもあり、本当に盛大なイベント。会場をぐるり回るだけでも、半日以上かかるボリュームです。豊明の市民力に、改めて敬服です。
夕方からは、東郷町を辻立ち。やっぱり18時過ぎると、住宅街は静かで気がひけます。なので、パレマルシェなどスーパーを中心に、しかし自分決めた時間まで継続。
この週末、相変わらず盛りだくさんの日程。
なかなか時間がないので、スケジュールの報告だけでも。
3日の土曜日は、早朝より瀬戸市内のお宅訪問。
引き回しをして頂いた皆さんに、心から感謝です。
だって、私を連れて行って「山尾をよろしく頼む」と言って頂くということは、その人にとって大切な人間関係と信用を貸して頂くということ。
重たいです。
恥ずかしい思いはさせられません。
信用に応えてみせます!
さらに、お昼は水南公民館まつり。
作品展を見せて頂いたほか、本格派のチリビーンズ、チヂミ、八角がしっかりきいたマーブル模様の煮玉子など、美味しく頂きました。
13時 郵政職域後援会尾張旭支部 集会
15時 郵政職域後援会瀬戸支部 集会
郵政の皆さんには感謝の言葉あらわし尽くせません。
もちろん、改正法案のフォローアップという、やるべき仕事でしっかりお返ししたい。
プラス「ブログ楽しみに見てるよ」という言葉も頂戴しました。
できるだけ頻繁に、更新していきますね。
17時からは2時間ほど、尾張旭市内を辻立ち。17時を30分も過ぎると、
外は暗くなってきて・・・。ちょっぴり肌寒くもあり・・・。
しかし、迷惑にならない場所を探し探し、秘書のまこちゃん、なべちゃんと3人、「姿は見えなくても、きっと聞こえてる!」と信じあい、決めた時間まで継続。
夜は、事務所そばの焼肉屋さんで、金森秘書の長男大学合格を祝いつつ、みんなで乾杯(車の運転のない、私だけビール。すみません・・・)。
朝一番は、税制調査会役員会。
いよいよ、税制改正議論のスタート。
今日は、財務省・総務省から、各省庁要望に対するコメントをヒアリング。
エネルギー・環境調査会総会が同時刻でセットされており、
役員会終わった足で急いだのですが。
ほぼ同時に終わってしまっていました。
後から、内容をフォロー。
午前中は、税制改正についていくつか個別のヒアリング。
さらに、外務省から、積み残しの案件についてヒアリング。
議論すれば成立することが見えている案件が、どんどん先送りされていくことで失っていく国益。一つ一つは小さくても、積み上がれば、その損失は大きく、もどかしく、責任を感じます。
とはいえ、今日からは委員会も動きだしていて、昼からは内閣委員会。
所掌が広いので、割合枠に縛られずに質問できるかなと思って希望したのですが、所掌広い故に関係大臣が多い。
所信を述べた閣僚は計6名。
岡田副総理、小平公安委員長、中塚大臣、樽床大臣、前原大臣、藤村官房長官。
警察行政、少子化対策、男女共同参画、行政改革、マイナンバー法案など、議論して前に進めたい課題が山積です。
午後は、たまった書類などを読んで、事務作業。
夕方の打ち合わせを終えて、帰宅。
明日は、国政報告を2回、辻立ちも多数箇所予定しています。
家族でしっかり夕飯を食べる。玉子焼き、たらの西京焼き、冷奴、鴨と葱入りのおそばなど。
チビは、保育園では何でも素早く完食する方針らしいのですが、家に帰ると「好きなものをいっぱい食べる」方針に転換。今日も、冷奴をお鉢いっぱいに食べ尽くす。
本日朝は、東郷町戦没者追悼式にて式辞を読ませていただきました。
愛知7区は、6市1町すべての自治体が、それぞれ独自に式典を行っています。
とても立派なことだと思うし、準備などご苦労あるかと思いますが続けて頂きたいと思います。
「政治家の責務は、外交問題について、国民の怒りを代弁して共感を得ることではなく、ましてや怒りを煽って人気を得ることでもなく、問題を解決して決して戦争に至らせないことだ」と平和の誓いを申し上げました。
こういった場で政治的な意見を発するのは控えていますが、今国会議員として平和を誓うためには、現在多くの方が感じている領土・領海に関わる外交問題について、触れない方が不自然だと考え、私なりに言葉を紡ぎました。
新幹線に飛び乗って、代表質問2日目。本会議場にて。
午後4時に終わると、またもや東京駅にダッシュ!新幹線に。
栄にて、瀬戸歯科医師会の皆さんの懇親会に顔出しさせて頂きました。
顔出しというよりも、一緒に飲んで、本音でしゃべるという感じ。
歯科口腔保険法やデンタルデータの実証実験予算折衝を通じて、縁を頂いた皆さんに勇気づけられました。
「次の選挙は、政党じゃない。どこまで自分が語れるか。それが人の心に響くかだ」と。
懇親会から上京する新幹線、かえって元気になってしまい、車内での仕事にも力が入りました!
ありがとうございます。
ちなみに、ここ2週間、チビを保育園に預ける際、やたら泣くようになっており・・・。
切なさの中に、「なんか、愛されてる?知恵もついてきたのか?」と思っていたら。
今日から、泣かず!
つまり、昨日ハロウィーンパーティーを終え、保育園の入り口から、先生が作った「お化け」がいなくなったのだ!
「お化けだったんかい!」と、突っ込む父と母だったのでした。