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保険商品拡充 スマホとセットで利用者囲い込み

 携帯電話大手がスマートフォン(スマホ)を使った金融サービスの提供を拡大している。KDDI(au)は5日から、スマホで契約できる生命保険や損害保険、住宅ローンの取り扱いを始める。NTTドコモも今年夏ごろに生命保険の取り扱いを始める予定だ。携帯市場は激しい競争が続いており、契約期間の長い生保などの金融商品をスマホの契約と組み合わせることで、利用者の囲い込みを図る狙いがある。

     KDDIは出資先のライフネット生命保険やau損害保険の商品販売とネット専業のじぶん銀行の住宅ローン受け付けをスマホなどで始める。携帯大手がスマホで生保や住宅ローンを契約できるサービスを始めるのは初。

     KDDIは生保を契約すれば通信料を毎月200円値引きし、住宅ローンを契約すれば毎月500円分を電子マネーで還元する。値引きなどは最大5年間。生保や住宅ローンとセットで通信料金を割り引く「セット割」も業界で初めてという。

     KDDIの勝木朋彦金融・コマース推進本部長は4日、東京都内で開催したイベントで「通信以外の保険やローンで家計見直しの選択肢を提案していきたい」と述べた。

     一方、NTTドコモは夏ごろに携帯電話の販売店で複数の保険会社の生保を取り扱う「乗り合い代理店」業務を始める。国内8社の保険商品を販売する予定で、まずは店頭販売から始める。

     ソフトバンクは2010年から「かんたんほけん」と称し、スマホなどで契約できる海外旅行保険などを提供。今年1月からは「ペットほけん」も販売している。【田口雅士】

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