ガーディアンは4日月曜、イギリスにおける奴隷制の現代バージョンに触れ、「大地震の際に救助されたネパール人の子どもや、何かと被害を受けやすい立場にあるインド人の子どもが、奴隷としてイギリス人家庭に売り渡されている」としています。
ガーディアンによりますと、インド・パンジャーブ州の犯罪者グループが、10歳の少年少女たちを5300ポンドで闇市に売り渡しているということです。
イギリスの日刊紙ザ・サンも、「弱い立場にある子どもたちが、イギリス人の富裕な家庭に売り渡され、彼らは賃金なしの家事使用人として利用されている」と報じました。
この新聞ではまた、マクハン・シンと称する貿易商が同紙の秘密記者を、イギリスに送られる予定の子どもの保管場所に連れて行き、彼らの中から1人を選ばせたと語ったとされています。
昨年4月25日、ネパールでM7.8の強い地震が発生し、およそ9000名が死亡しました。
この地震により、数百名が緊急支援を必要とする事態が生じています。