高裁宮崎支部あす即時抗告審で判断 川内原発差し止め

2016.4.5 05:11

 九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の周辺住民らが再稼働差し止めの仮処分を申し立てた即時抗告審で、福岡高裁宮崎支部(西川知一郎裁判長)は6日、決定を出す。

 昨年4月の鹿児島地裁決定は差し止めを認めなかったが、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)をめぐり、大津地裁は3月、差し止めの仮処分決定を出した。川内でも認められれば国内で稼働中の原発がゼロになる。判断が注目される。

 主な争点は鹿児島地裁の審理と同様で(1)地震対策が十分かどうか(2)火山による危険性の有無(3)避難計画の実効性。地裁決定は「東京電力福島第1原発事故を踏まえた原発の新規制基準は合理的。耐震性は確保されており、噴火の可能性も小さい。避難計画も実効性がある」と、九電側の主張にほぼ沿った判断をした。

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