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2016.4.4 22:52 | ReadWrite Japan編集部(原文)
スターバックスはモバイル技術の取り組みにおいて秀でている会社だ。
だが同社CTOはそのエクスペリエンスをよりシンプルかつ、
コネクテッドでパーソナライズ化されたものにしようとしている。
シアトルで開催された株主向けのイベントで、
CTOのGarri Martin-Flickinger(ジェリ・マーティン-フリッキンジャー)は、
顧客がパーソナルなメニューを持ち、売上データによる注文の自動化が出来るようになると語った。
「旅行中に今まで行ったことのない土地でスターバックスに入ったと
想像してください。そこであなたは常連客で、いつも同じ時に同じものを
買われる事を我々は認識できるので、購入時のスクリーンにはそれが投影され、
バリスタは名指しであなたをおもてなしするのです。」と彼女はGeekWireで語った。
これは"馬鹿な妄想ではない"と彼女は付け加える。
そしてスターバックスはこれを数年のうちに実現するため、
取り組み始めた。
フリッキンジャーはVeriSigh、McAfee、Adobeなどでも経歴のあるベテランだ。
彼女があらゆる技術のトレンドをスターバックスに持ち込んだとしても驚くことではない。
彼女は2015年に初めてコーヒーショップチェーンにテクノロジーを持ち込んだ初のCTOとして名を残している。
2ヶ月後、フリッキンジャーから連絡があった。
スターバックスがポーツマスでのテストを開始するというものだ。
My Starbucks Rewards ProgramはLyftと協力して行われることになる。
スターバックスには既に、インターネットに接続された
顧客からのフィードバックなどを反映するオーブンやコーヒーマシンなど、
イノベーティブなシステムが導入されている。
それが全店に展開されてることにより、人的エラーが削減されている。
将来システムによって、温度やテクスチャーの管理、
更には製品デザインに至るまで顧客のニーズに応える事が
出来るようになるとフリッキンジャーは語る。
スターバックスの顧客に拠る毎週9000万件のトランザクションという
膨大なデータがそれを可能にするのだ。
新しいシステムについての詳細なロードマップは明らかにされなかったが、
時代がよりコネクテッドになるに連れ、スターバックスは他より先駆けて
それを取り入れる様になるのだろう。