京都大学の高山佳奈子教授が自身の給与公開を痛烈批判した堀江貴文氏を弁護
高山氏は2014年7月1日に「京大の給与明細を公開します」と題した記事を投稿。記事では給与明細の画像が投稿されており、基本給の660万円に賞与の279万が加わり、年収940万円となっている。当時の高山氏は公開の意図について「賃金訴訟について、広く社会のご理解とご批判をいただくため」としていた。
1日、堀江氏は、ニュースサイトのnetgeekが3月25日に掲載した記事を引用し「何言ってんだこいつ。バカか」と高山氏の言動を一蹴。「こんな奴に税金使われてると思ったら腹立つね」と厳しく批判していた。
何言ってんだこいつ。バカか。
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2016年4月1日
京都大学の教授が給与明細を公開。衝撃の年収が明らかに! https://t.co/duAuujbmrW
こんな奴に税金使われてると思ったら腹立つね
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2016年4月1日
RT @SUS304H: @takapon_jp 給料に不満があるなら大学教授を辞めて、事業を起こせば良い。お金は他人の役に立った対価として支払われるものだから。国立大学教授の給料は、もっと安くても良いと私は考えます。
すると高山氏は、「堀江貴文氏を弁護する」と題したブログ記事で「本日、数名の知人から、堀江貴文氏が私について『バカか』とコメントしていることについて懸念するお知らせをいただきました」と切り出した。
実は高山氏は、ライブドア事件の際に堀江氏の無罪を訴えたことがあるそうだ。同ブログでも、2015年11月30日時点で「私はライブドア事件におきまして、堀江氏は無罪であるか、そうでないとしても実刑判決は不当であるとする意見書を最高裁判所に提出しています」と明言している。
そして「堀江氏は、ご自身の刑事裁判で最高裁判所への意見書の提出を依頼した相手を『バカか』と評したのです」と説明。そのうえで「このことが意図的であったとは考えにくいように思います」と分析し、堀江氏が上告審での意見書の執筆者と、今般の評価の対象者とが同一人物であることを認識していなかった可能性を指摘した。
また、堀江氏からの批判については「当該ツイートは、必ずしも周到な事実関係の確認や検討に基づいたものではない、カジュアルな書き込みだったのではないでしょうか」とのこと。高山氏は「そうだとすると、このこと(いわば「うっかりミス」)について堀江氏を非難するのは生産的でないと思います」と、堀江氏を弁護してみせた。
最後には「なお、堀江氏個人については、思想・信条や政治・経済的立場が私と相当に異なるのだろうと思っています」と私見を語る。
高山氏は「『出る杭は打たれる』という日本の悪い風習と闘い、バッシングを跳ね返して活躍なさっているところは、そうした立場の相違にかかわらず尊敬されるべきだと考えます」「本件について心配や応援の言葉をくださった方々、どうもありがとうございました」と、ブログを締めくくった。
【関連情報】
・堀江貴文氏を弁護する
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