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600本のソメイヨシノ見ごろ 鹿児島

飛行場跡に残る給水塔周辺も桜が満開だ=鹿児島県南九州市知覧町郡で2016年4月4日、津島史人撮影

 旧日本陸軍の飛行場跡にある鹿児島県南九州市の知覧平和公園周辺で、600本以上のソメイヨシノが見ごろを迎えた。今週いっぱいまで花見が楽しめる見込み。

     太平洋戦争中だった71年前のこの時期、飛行場があったこの地からは、激戦が続く沖縄へ向け、多くの特攻機が飛び立った。市によると公園内の桜の木々は、1967年から特攻隊員への鎮魂の意味などを込め順次植えられた。

     公園に展示している映画撮影に使われた一式戦闘機「隼(はやぶさ)」の模型や、飛行場の痕跡であるコンクリート製の着陸訓練施設は、風に吹かれて花びらが舞う。公園から歩いて数分の場所にある当時の飛行場の給水塔(高さ13メートル、直径6メートル)周辺も、桜並木が満開を迎えている。

     公園内の知覧特攻平和会館を訪れた全国からの観光客は、戦争と平和の対比に思いをはせ、花を眺めていた。

     公園の桜並木は10日までの夜間(午後6時〜9時半)ライトアップされる。【津島史人】

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