パキスタン 大雨で60人死亡 日本人も足止め

パキスタン 大雨で60人死亡 日本人も足止め
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パキスタンでは大雨の影響で住宅が倒壊するなどして、これまでに60人が死亡し、土砂崩れで道路が寸断されたため、北部の景勝地フンザなどで日本人観光客40人余りが宿泊施設などに足止めされています。
パキスタンでは北部から北西部にかけての広い範囲で、ここ数日雨が降り続いていて、地元の警察や行政当局によりますと、崩れた住宅の下敷きになるなどして、4日までに60人が死亡しました。
現地からの映像には、水かさが増した川に橋が崩れ落ちる様子や、濁流が住宅を押し流す様子が映っています。
この雨で北部の山岳地帯では、各地で土砂崩れが起きて道路が寸断されていて、日本大使館によりますと、景勝地フンザやギルギットなどで日本人観光客40人余りが足止めされています。
日本人観光客のなかで、けがをした人や体調を崩した人はおらず、宿泊施設などで天候の回復を待っているということです。
パキスタン北部には、標高7000メートルから8000メートルの山々が連なり雄大な雪山の景色を見られるほか、先月からはあんずの花が見ごろを迎えていて、外国人に人気の観光地になっています。