ここ最近、文章の執筆はほとんどの場合にマークダウンを使うようになってきました。
ちょっと前にも記事を書いたんですが、とにかく書籍の執筆みたいな中規模以上の文章には、Ulyssesというアプリがすごく便利なのです。(MacとiOS両方対応)
て言いつつ、最近はiA Writerというアプリの利用率も高まってきております。
(これもMacとiOS両方対応)
iA Writerは、iPhoneアプリの「カスタムキーボード」がすごく使いやすく、しかもその中にある「行の移動」というボタンが最強に便利なのです。
カスタマイズ可能なショートカットボタンが最強に便利
iAライターの文字入力画面はこんな感じ。
この、キーボードの上にあるボタンが、両端の左右移動キー以外、全部自分で好きなようにカスタマイズ可能なのです。
さらに、このボタンは長押しによって見えてるもの以外も利用可能。ボタン1個に6個の機能を割り当てられるので、最大で 6×7=42個の「ショートカットボタン」が使える計算です。(そんなにいらんけど)
設定できるショートカットボタンもすごくたくさん種類があって、マークダウン用の記号以外にも、鉤括弧などの記号や、ピリオドカンマなどの句読点のほか、コピーペーストボタンや、検索、アンドゥリドゥなどのボタンも設定可能。
そしてその中で、個人的に最強に便利なのが「行移動」
キーボードショートカットでのテキスト操作が不可能なiPhoneで、ボタン1つで文章が移動できると、ちょっと長めの文章を書いたり整理したりするのが物凄くやりやすい。
私の場合、自分の脳内で整理しきれてないことを書くときに「書きながら文章考えてる」って場合が多くて、そういう時はしょっちゅう文章の前後を入れ替えてたりしています。
カットアンドペーストが使いづらいiPhoneでは、事実上この「考えながら書く」ってのは不可能だったんですが、iA Writerを使ってやるとこう言うアウトライナーっぽい操作が「まぁまぁできる」程度のレベルにはなってくれます。
Mac版のプレビューも優秀
iA WriterのMac版ももちろんすごーく優秀で、書いたテキストはリアルタイムにプレビュー表示しながら執筆できるし、ちゃんとプレビューは左右同時にスクロールしてくれます。
また、文中のHTMLもちゃんとプレビューしてくれるだけでなく、プレビューでは画像ファイルの表示も可能。
マークダウンでは ![iA Writer’s logo](https://ia.net/content/writer/writer.svg) という形式を使う。現在表示できrのはWebにある画像のみ。
画像に関しては、ドラッグドロップで画像埋め込んで云々、みたいなことができないので、どっちかっていうとオマケ機能ではありますが、必要十分すぎるほどの機能は搭載されております。
(Ulyssesはマークダウンエディタなのに独自フォーマットで実装し、ドラッグドロップで画像を埋め込める)
また、Mac版でも行移動は「⌘+⌥+矢印」というショートカットで実装されており、文章をこねくり回すのもより捗ります。
Medium下書き機能も実装された
また、つい先日には最近気に入っている「Medium」にiA Writerから下書きを投稿する機能も実装されました。
Mediumの執筆機能は十分すぎるほど優秀ですが、文章をこねくり回すのは不得意。
そういう時には、iA Writerである程度文章の構成を固めて、Mediumのアプリで仕上げる。
最近は、ブログ書く時とか本を書く時とかも、この「行移動」のおかげでiPhoneでも書いたりするようになってきました。
アウトライナーほど自由自在に文字を操作できる、ってレベルではないんですが、1000字を超える程度の文章をちょっと考えながら書く、って場合にはすごく丁度いいエディタなのではないかと思います。