2016年4月4日18時34分
岸田文雄外相は4日、ケリー米国務長官と電話で協議した。広島で10日から開かれる主要7カ国(G7)外相会合について、岸田氏が「G7の外相と平和記念公園を訪問できるのは喜ばしい」と述べると、ケリー氏は「公園訪問は重要で楽しみにしている」と応じた。
外相会合に合わせ、核保有国の米英仏を含むG7の外相が広島市の平和記念公園を11日に訪れ、原爆死没者慰霊碑に献花する。岸田氏は「広島から力強いメッセージが出せるよう連携したい」と呼びかけると、ケリー氏は「自分にとって初の広島訪問。岸田氏の地元で会えることを楽しみにしている」と述べた。
両氏の電話協議は23回目。広島と長崎に原爆を投下した米国では、いまも投下に肯定的な世論が根強い。外務省幹部は「ケリー氏が平和記念公園の訪問に応じたのは、岸田氏との強固な信頼関係なくして考えられなかった」と話す。
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